『ワンパンマン』を読んでいると、S級1位のブラストって一体何者なんだろうって気になりますよね。長いこと謎の存在だったのに、リメイク版(村田版)になって急に出番が増えてきました。
でも、ネットを見ていると「ワンパンマンにブラストはいらない」なんて意見も結構あって…。
そうなんですよ!最強のはずなのに「いらない」とか「弱い」とか言われていて、なんでそんな評価になっているのか、気になって調べてみたんです。
この記事では、なぜ『ワンパンマン』でブラストが「いらない」と言われてしまうのか、その理由や、原作(ONE版)とリメイク版(村田版)でどれだけ扱いが違うのかを分かりやすく解説していきます。ブラストの正体やウワサの真相まで迫りますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
この記事でわかること
- ブラストがいらないと言われる理由
- 原作とリメイク版での扱いの違い
- リメイク版の書き直しへの評価
- ブラストの正体や死亡説の真相
ワンパンマンのブラストがいらないと言われるのはなぜ?
『ワンパンマン』でS級1位に君臨するヒーロー、ブラスト。長い間ナゾの存在でしたが、リメイク版(村田版)でついに姿を現しました。しかし、その登場によって「ブラストはいらない」という厳しい意見が出てきているのも事実です。
なぜ最強のはずの彼が、読者からそのような評価を受けてしまうのでしょうか。
ここでは、ブラストがいらないと言われてしまう主な理由について、ネット上の意見を基に探っていきます。
ブラストがいらないと言われる理由
ブラストが「いらない」と言われてしまう最大の理由は、リメイク版での登場の仕方にあるようです。原作(ONE版)では、タツマキの過去回想などで名前が出る程度で、そのミステリアスな存在感が魅力でした。
しかし、リメイク版ではガロウ編や忍者編など、原作にはない場面で頻繁に登場するようになりました。
具体的には、以下のような点が「いらない」と言われる原因となっています。
- 原作(ONE版)の展開と大きく異なる
リメイク版は、原作を基にしつつも、作画の村田雄介先生による大幅なアレンジやオリジナル展開が加えられています。リメイク版は集英社の「となりのヤングジャンプ」で読むことができますが、特にブラストの登場シーンは、その多くがリメイク版独自のもの。原作ファンからすると、「原作にはいないのになぜ出てくるのか」「物語の邪魔をしている」と感じられてしまうようです。 - キャラクターの解釈違い
原作でのブラストは、サイタマと同じく「趣味でヒーローをやっている」異常者であり、少し冷徹な(ダークヒーロー的な)側面が描かれていました。一方、リメイク版のブラストは「仲間と共に神と戦う」「地球を守る使命感を持つ」といった、王道のアメコミヒーローのような描かれ方をしています。この解釈の違いが、原作の雰囲気を好む読者にとっては受け入れがたいようです。 - 登場が唐突で物語のテンポを悪くしている
例えば、忍者編(忍天党編)では、本筋であるフラッシュやソニックの活躍中にブラストが介入しました。読者が見たかったのは忍者同士の戦いやサイタマによる決着だったのに、ブラストが割り込んできたことで「話をややこしくしている」「蛇足だ」という不満が出ています。 - 「最強」の安売り感
ブラストはS級1位として、長い間その強さが謎に包まれていました。しかし、リメイク版でガロウや「あの御方(虚空のヴォイド)」にあっさり苦戦するような描写が見られたため、「最強格」としての威厳が失われ、安っぽく感じられてしまうという意見もあります。
このように、原作のイメージとリメイク版での扱いのギャップが、「ブラストはいらない」という声につながっているようです。
ブラストが弱いと思われる比較
「いらない」という意見と同時に、「ブラストは弱いのではないか?」という比較もよく目にします。S級1位という肩書きから、読者はサイタマに次ぐ圧倒的な強さを期待していました。
しかし、リメイク版での実際の戦闘シーンを見ると、期待していたほどの強さではないと感じる人が多いようです。
- ムカデ長老との比較
ブラストは過去にムカデ長老と交戦し、瀕死の重傷を負わせたものの取り逃がしています。一方、サイタマはムカデ長老を「マジ殴り」の一撃で粉砕しました。この結果の差が、ブラストの強さに疑問符をつける一因となっています。 - 覚醒ガロウ(コズミックフィアーモード)との比較
神の力を得たガロウに対し、ブラストは仲間と連携しても苦戦を強いられました。ガロウからも「S級1位の称号にふさわしいが、今の俺には敵わない」と評価されており、サイタマとは明確な力量の差が描かれました。
ただ、ブラストの能力はサイタマのような純粋なパワーとは異なり、「時空間操作(次元転移、重力操作)」という特殊なものです。彼は神の干渉を防いだり、サイタマとガロウの戦いの余波が地球に及ばないよう異次元に転送したりと、「世界の調整者」としての役割を担っています。
単純な戦闘力でサイタマと比較すれば「弱い」となりますが、彼の真価は「神」という作品の根幹に関わる部分で発揮されるということですね。
村田版の書き直しに対する評価
ブラストの扱いについて語る上で避けられないのが、村田版『ワンパンマン』の頻繁な「書き直し」です。村田版は、一度Webで公開された話が、後日大幅に修正・変更され、単行本収録時に全く別の展開になることが繰り返されています。
この書き直しについて、読者からは賛否両論あります。
- 否定的な評価(否)
「以前の話の方が面白かった」
「何度も描き直すせいで話が進まない」
「ブラストの介入も、どうせまた描き直されるのでは?」
「迷走しているように見える」 - 肯定的な評価(賛)
「より面白い展開を追求してくれて嬉しい」
「原作と違う展開が読めて楽しい」
「画力が高いので何度でも見たい」
ブラストの登場シーンも、この書き直しの影響を大きく受けています。彼をどう物語に絡ませるか、制作陣(ONE先生と村田先生)が試行錯誤している様子が分かりますね。
一部の読者からは、「村田先生が(原作にない)ブラストを描きたがるから、話がまとまらず書き直しになっているのでは?」という厳しい推測もされています。この度重なる書き直しによる読者の混乱と不信感が、ブラストというキャラクターへの「いらない」という評価に拍車をかけている側面は否定できません。
ワンパンマンのブラストは本当にいらない?正体とウワサ
ここまでブラストに対する否定的な意見を見てきましたが、もちろん彼は物語にとって重要な役割を担っています。ここでは、ブラストの基本的な設定や、原作とリメイク版の違い、そして気になるウワサの真相を解説します。
ブラストの原作とリメイクの違い
ブラストというキャラクターを理解するには、原作(ONE版)とリメイク版(村田版)の違いを知っておく必要があります。
本当に、まるで別人みたいなんですよ。原作は「謎の最強ヒーロー」、リメイクは「神と戦う宇宙の戦士」といった感じです。
主な違いは以下の通りです。
比較項目 | 原作(ONE版) | リメイク版(村田版) |
---|---|---|
主な登場 | ・タツマキの過去回想 ・忍者の里編の過去の話 |
・タツマキの過去回想 ・怪人協会編(キューブ回収時) ・ガロウ編(サイタマ達を転送) ・忍者編(ヴォイドと対峙) |
外見 | ・炎のようなスーツとマント ・素顔は不明瞭(サイタマ似のシルエット) |
・胸に「BLAST」と書かれたスーツ ・サングラス、顎髭、顔に傷 ・(アメコミヒーロー風) |
人物像 | ・趣味でヒーローをやっている ・「いざという時誰も助けてくれないと思え」 ・(サイタマに近い異常者・孤独) |
・趣味だが「神」と戦う使命を持つ ・「仲間(異星人など)と共に戦う」 ・(王道のヒーロー・リーダー) |
目的 | 不明(謎のまま) | 「神」の活動を止めるため、黒いキューブを回収している |
このように、リメイク版のブラストは原作の「謎の存在」という魅力を残しつつ、「神」という『ワンパンマン』世界のラスボス的存在に深く関わるキャラクターとして、設定が大幅に掘り下げられています。
リメイク版の展開は、原作のONE先生も関わって共同で制作されているため、村田先生が勝手に描いているわけではありません。ブラストの掘り下げは、『ワンパンマン』の物語をさらに壮大なスケールにするための重要なテコ入れなんだと思います。
ブラストの正体についての考察
ブラストの正体については、これまで様々な考察がされてきました。
- 未来のサイタマ説
「趣味でヒーローをやっている」「圧倒的な強さ(だったはず)」という共通点から、最も多くささやかれた説です。しかし、リメイク版で素顔や息子(ブルー)の存在が描かれたことで、この説はほぼ否定されました。 - ヒーロー協会創設者説
ヒーロー協会設立のきっかけとなった「無名のヒーロー」がブラストではないか、という説です。彼は協会の内部事情を知り尽くしており、距離を置いているのではないかと考えられています。 - 異星人・多次元存在説
リメイク版で彼が異星人や未来人のような仲間と行動していること、次元を超える能力を持つことから浮上した説です。地球人ではなく、宇宙規模のバランスを守る存在なのではないか、という考察ですね。
現在のところ、リメイク版の設定が最も公式に近いため、「神に対抗するために次元を超えて活動するチームのリーダー」というのが、ブラストの正体として最も有力です。
ブラスト死亡説の本当のところ
「ワンパンマン ブラスト 死亡」というキーワードも見られますが、結論から言うと、ブラストは死亡していません。
このウワサが出た理由はいくつか考えられます。
- 原作(ONE版)で全く登場しないから
本編に一切姿を見せないため、「実はもう死んでいるのではないか?」という憶測が生まれました。 - 「神」という強大な敵と戦っているから
リメイク版で、彼が「神」という人知を超えた存在と20年も前から戦い続けていることが判明しました。あまりにも強大な敵と戦っているため、「もう負けて死んでいるのでは」と心配する声が出たようです。 - 元相棒「虚空のヴォイド」との混同
リメイク版で、ブラストのかつての相棒「虚空のヴォイド」が神に操られ敵対した、という設定が明かされました。この「相棒」という存在が、「ブラスト自身」と混同されて死亡説につながった可能性もあります。
いずれにせよ、ブラストは原作でもリメイク版でも(2025年10月現在)死亡しておらず、リメイク版では「神」との戦いの最前線に立っています。
ワンパンマンのブラストは「いらない」存在か?まとめ
質問(Q);
『ワンパンマン』でブラストが「いらない」と言われる主な理由は何ですか?
回答(A);
リメイク版(村田版)で原作(ONE版)にはない登場シーンが大幅に増え、物語のテンポを悪くしたり、原作のキャラクター解釈と異なると感じられたりするためです。また、頻繁な「書き直し」もブラストの扱いの迷走と捉えられ、批判の一因となっています。
質問(Q);
ブラストは「弱い」のですか?
回答(A);
サイタマと比較すると見劣りしますが、弱くはありません。ムカデ長老を瀕死に追い込む実力はありますが、純粋なパワーではなく「時空間操作」という特殊能力がメインです。神の力を得たガロウには苦戦しており、期待された「圧倒的な最強」ではなかった点が「弱い」と評される理由です。
質問(Q);
村田版の「書き直し」はブラストの評価にどう影響しましたか?
回答(A);
度重なる書き直しにより、「どうせブラストの登場シーンも無かったことになるのでは?」という不信感や、「ブラストを活躍させるために話が迷走している」という印象を与え、キャラクターへの否定的な評価に拍車をかけました。
質問(Q);
ブラストの「原作」と「リメイク版」での最大の違いは何ですか?
回答(A);
原作では「謎の存在」としてほぼ登場しない一方、リメイク版では「神と戦うチームのリーダー」として物語の核心(ラスボス)に関わる重要キャラクターへと設定が大幅に掘り下げられています。
質問(Q);
ブラストの「正体」や「死亡説」の真相は?
回答(A);
正体は「神の活動を止めるため次元を超えて活動するチームのリーダー」が最も有力です。「未来のサイタマ説」はほぼ否定されています。また、死亡説は原作で登場しないことなどから生まれた憶測であり、死亡していません。
今回は、『ワンパンマン』のブラストがなぜ「いらない」と言われてしまうのか、その理由を深掘りしてみました。リメイク版での急な登場や、原作とのイメージの違い、そして度重なる「書き直し」が、読者の戸惑いを招いているのがよく分かりましたね。
確かにサイタマと比べてしまうと「弱い」と感じるかもしれませんが、彼は「神」という物語の根幹に関わる重要な役割を担っています。今はまだ評価が分かれるキャラクターですが、今後の展開で彼の真価が発揮されるかもしれませんね。
壮大なスケールで描かれるリメイク版『ワンパンマン』、原作との違いを楽しみながら読み進めるのも一興ですよ!
この記事で解説した『ワンパンマン』のアニメ版は、アニメ公式サイトで情報を確認したり、U-NEXTやHuluなどの動画配信サービスで見ることができます。漫画はebookjapanなどで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました!