いやー、『ワンパンマン』を「となりのヤングジャンプ」で読んでたら、「あれ?この話、前も読んだぞ?」ってデジャブを感じませんでした?(笑)
それもそのはず、最近の『ワンパンマン』、とんでもない「書き直し」が入ったんですよね。2025年の1月には、なんと約1年分の連載がごそっとリセットされるっていう…。普通じゃ考えられない事態ですよ。
「え、なんでまた?」「じゃあ、あの1年間はなんだったの?」「単行本はどうなっちゃうわけ?」って、そりゃ気になりますよ。
というわけで、今回はこの『ワンパンマン』の「書き直し」騒動について、僕なりにまとめてみました。なんでこんなことが起きるのか、昔とどう違うのか、あと「消えちゃった話」はどこ行っちゃったのか。そのへんの疑問がスッキリすると思います。
- ワンパンマンが書き直される理由
- 2025年の大規模な話の巻き戻し
- 書き直し前と後の内容の比較
- 書き直し版の単行本への影響
ワンパンマンの書き直しが多い理由
ワンパンマンが書き直される理由や背景
まず、なんでこんなに『ワンパンマン』(村田先生版)が書き直されるのか。一番の理由は、やっぱり作画の村田雄介先生の「とにかく最高のものを読者に見せたい!」っていう、とんでもないこだわりなんだと思います。
村田先生自身、「Web連載は何度も修正できるのが強み」って言ってるくらいですからね。紙の雑誌と違って、一度「載せちゃった」後でも直せる。だから、「あ、こっちの方が絶対面白い」って思ったら、もう納得いくまでやっちゃう。その情熱が、あのすごい作画と、時々起きる「大規模改稿(リビジョン)」に繋がってるわけです。
しかもこれ、原作者のONE先生も言及してましたが、村田先生のアイデアとネーム(設計図みたいなものですね)がベースになってるみたいで。すごいのは、書き直した分の原稿料って出てないらしいんですよ。つまり、お金のためじゃなく、純粋に「作品を良くしたい」っていう情熱だけでやってるってことですよね。いやはや、頭が下がります。
2025年の書き直しは何話から?
で、最近僕らが一番びっくりしたのが、2025年1月のあのリセット。第240話「193撃目[あの御方]」から、いきなり話が仕切り直しになったじゃないですか。それまで読んでた第241話〜第256話までの「里の忍者篇」の展開、まるっと約1年分が「なかったこと」に。これには「ええー!?」って声出ましたよ(笑)。
そりゃあ「話が戻ってる!」「あの展開どこいった!」って混乱しますよね。ネットがちょっとザワついたのも無理ないです。
書き直し前の話はどこで読める?
でも、安心してください。あの「消えた」はずの話、ちゃんと読める場所に残ってます。公式サイトの「となりのヤングジャンプ」で読めるんですよ。
まさに連載している「となりのヤングジャンプ」のワンパンマン作品ページですね。
本編とは別に、「番外編」っていう扱いで「ワンパンマン 原稿大全」っていうコーナーに、ちゃんとアーカイブされてます。
例の2025年にリセットされた旧240話〜256話も、「番外編32〜48」としてしっかり残ってます。だから、今の新しい話(これが本筋ですね)と、書き直し前の「もしも」の展開を、どっちも公式で読み比べできるっていう、なんかすごい状態になってるんです。
「どっちが本当の記憶だよ!」ってなりますけど(笑)、これはこれで「作者はここを変えたかったんだな」とか考察できて、ちょっとマニアックな楽しみ方かもしれません。
ワンパンマン書き直しの内容と単行本への影響
書き直し内容を比較(ガロウ編など)
こういう大きな書き直し、実は今回が初めてじゃないんですよね。一番有名だったのは、やっぱり「怪人協会編」のクライマックスあたり。
あの時も、結構ドラスティックに変わりました。有名なところだと、こんな感じです。
修正されたエピソード | 主な変更内容 |
---|---|
童帝 vs フェニックス男 | 初期Web版ではサイタマが登場しなかったが、後期版および単行本ではサイタマが乱入する展開に変更。 |
アマイマスク vs ドS | 初期Web版では操られた人間がアマイマスクに殺されたが、後期版および単行本ではアトミック侍の弟子が乱入し助かる展開に変更。 |
サイタマ vs ガロウ | ガロウ編のクライマックスも、Web公開後に結末自体が大きく改変されました。 |
こんな感じで、バトルの流れがガラッと変わったり、キャラの運命が変わっちゃったりするレベルの変更が、これまでにもあったわけです。
書き直しは単行本にどう収録される?
で、一番気になるのが「じゃあ、単行本はどうなるの?」ってことですよね。Webでこんなに変わっちゃうと、どのタイミングで買えばいいか迷います。でも、答えはハッキリしてます。単行本に載るのは、ぜんぶ修正が終わった「確定版」のストーリーです。
Webで読んでる僕らは、ある意味「最新の開発版(β版)」に付き合ってる感じですね。村田先生が何度も手を入れて、最終的に「よし、これで完璧!」ってなったものが、コミックスとして出版社の集英社から世に出るわけです。
だから、「話が後から変わるのはちょっと…」「完成した話をじっくり読みたい」っていう人は、単行本で読むのが一番確実で、間違いないです。Webでリアルタイムのハラハラ感(いろんな意味で)を味わうか、単行本でじっくり完成版を読むか。これはもう、好みのスタイル次第ですね。
ワンパンマンの書き直しに関するQ&Aとまとめ
質問(Q):
ワンパンマンはなぜ頻繁に書き直されるのですか?
回答(A):
作画の村田雄介先生が「最高の作品を届けたい」という強いこだわりを持ち、Web連載の「何度でも修正できる」という強みを活かして納得がいくまでクオリティを高めているためです。この修正は村田先生が主導しており、原稿料も発生していないとされています。
質問(Q):
2025年の大規模な書き直しは何話からですか?
回答(A):
第240話「193撃目[あの御方]」から再スタートとなりました。これにより、それまで公開されていた第241話から第256話までの約1年分の展開がリセットされました。
質問(Q):
書き直し前の話はもう読めませんか?
回答(A):
読めます。公式サイト「となりのヤングジャンプ」内の「ワンパンマン 原稿大全」というアーカイブコーナーで、書き直し前のエピソードが「番外編」として公式に公開されています。
質問(Q):
ガロウ編も書き直されたというのは本当ですか?
回答(A):
はい。過去にも「怪人協会編」を中心に大規模な書き直しは行われており、ガロウ編のクライマックスや、童帝、アマイマスクの戦闘シーンなどもWeb公開版から大きく変更されています。
質問(Q):
単行本にはどのバージョンの話が収録されますか?
回答(A):
単行本には、Web連載での修正や加筆がすべて反映された「確定版」のストーリーが収録されます。安心して物語を追いたい場合は単行本の購入がおすすめです。
というわけで、今回は『ワンパンマン』の書き直しについて、いろいろとまとめてみました。
Web連載だからこその、作者のすごいこだわりがこの「ストーリーリセット」を生んでるんですね。リアルタイムで追いかけてると「おおっ!?」ってなりますけど、それも含めて「ライブ感」として楽しむのがいいのかもしれません。
「やっぱり落ち着いて読みたい」という方は、単行本でじっくり読むのが間違いないですよ。この漫画は「となりのヤングジャンプ」でのWeb連載や、ebookjapanみたいな電子書籍ストアで単行本を読むことができます。いやー、どっちで読んでも面白いのが『ワンパンマン』の凄いところです。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!