

もしかして、あなたもそんな風に感じていませんか?
実は、その“もどかしさ”こそが、この物語の面白さを最大限に引き出すための重要な下積みなんです。
結論から言うと、『怪獣8号』の面白さが一気に加速する転換点は、原作コミックスの5巻からです。
アニメ第1期は、面白さが爆発する“まさに直前”で幕を閉じています。
さらに朗報です。原作はすでに完結済み! 今から読めば、結末までの最高のシナリオを一気に味わえます。
この記事では、なぜ序盤が退屈に感じられるのか、そして5巻以降で何が起こり、どう面白さが加速していくのかを、ネタバレに配慮しつつ徹底解説します。
これを読めば、あなたがどこまで読み進めれば最高の「待ってました!」という瞬間を味わえるのかが一目瞭然。挫折することなく『怪獣8号』の本当の魅力にたどり着けますよ!
『怪獣8号』の面白さは原作コミックス5巻から一気に加速する
アニメ第1期の最終話は「面白くなる直前」で終わっている
まず知っておきたいのが、2024年4月から放送されたアニメ第1期が描いたのは、物語全体の「序章」だということです。
具体的には、原作コミックスでいうと4巻の終盤あたりまで。
主人公の日比野カフカが防衛隊に入隊し、仲間たちと出会い、基本的な戦い方を学んでいく…という、いわば壮大な物語のための「助走期間」がメインでした。
もちろん、保科副隊長との熱い戦いや、キコルとの共闘など見どころはたくさんありました。しかし、物語の核心に触れるような、大きなうねりはまだ始まっていなかったのです。
全ての“溜め”が解放されるのが「怪獣9号 品川襲撃編」
では、その「助走」が終わって、物語が一気にトップスピードに入るのはどこか?
それが、原作コミックス5巻から始まる「怪獣9号 品川襲撃編」です。
「原作の序盤で読むのをやめちゃった…」
そんな人にこそ、声を大にして言いたい。『怪獣8号』の本番はここからです!
ここから物語は一気にスケールアップし、これまでとは比較にならないほど派手で大規模な戦闘シーンが次々と描かれます。これまで溜めに溜めてきた様々な要素が、このエピソードを皮切りに一気に花開いていきます。
なぜ?『怪獣8号』の序盤が「つまらない」「退屈」と感じられる3つの理由
とはいえ、「面白くなるのが5巻から」と言われても、なぜ序盤で物足りなさを感じてしまうのか気になりますよね。その理由を分析してみました。きっと「そうそう!」と頷いてしまうはずです。
理由①:主人公カフカが本領発揮できない「もどかしさ」
序盤のストーリーで、多くの読者が感じるのが「主人公、なかなか活躍しないな…」というもどかしさ。
カフカは自分が怪獣8号であることを隠しているため、戦闘では力をセーブせざるを得ません。その結果、後輩の市川レノや同期の四ノ宮キコルのほうが目立っているように見えてしまいます。
この「ヒーローなのに正体も力も隠さなきゃいけない」という状況が、読者にとっては少しストレスに。でも、安心してください。この鬱憤こそが、後の胸がすくような大活躍を何倍にも面白くするための、最高の「フリ」になっているんです。
理由②:じっくり描かれる防衛隊の「訓練・下積みパート」
入隊試験に合格し、晴れて防衛隊員になったカフカ。しかし、すぐに怪獣と派手なバトル!とはならず、地道な訓練や任務の日々が描かれます。
このパートは、キャラクターたちの関係性や成長を描く上で非常に重要です。特に、カフカと保科副隊長の間に生まれる奇妙な信頼関係は、今後の物語に欠かせません。
…とはいえ、派手なバトルを期待していると、少し「地味」で長く感じてしまうのも事実。ここが挫折しやすいポイントの一つかもしれません。
理由③:アニメ版の丁寧すぎる「テンポ感」
アニメ版は、世界最高峰レベルの作画クオリティで本当に素晴らしかったですよね。ただ、その一方で原作ファンから「テンポが少しゆっくりすぎるのでは?」という声も上がりました。
原作なら数ページで終わるようなシーンも、アニメではキャラクターの心情などを丁寧に描いていました。そのクオリティの高さが、人によっては「引き延ばし」や「展開の遅さ」と感じられてしまったようです。原作の持つ圧倒的なスピード感を期待していた人は、少し肩透かしを食らったかもしれません。
面白さの起爆剤!原作5巻以降の3つの見どころ【極力ネタバレなし】
お待たせしました!ここからは、物語の面白さを爆発させる「原作5巻」以降の見どころを、ネタバレにならない範囲でご紹介します。
見どころ①:シリーズ最悪の敵「怪獣9号」がもたらす絶望と緊張感
5巻から、物語の空気は一変します。その元凶が、知性を持った人型の怪獣「怪獣9号」です。
これまでの怪獣がただの「災害」だったとすれば、9号は明確な「悪意」と「目的」を持った敵。その狡猾さと圧倒的な能力の前に、精鋭ぞろいの防衛隊が次々と追い詰められていきます。この絶望的な状況が、物語にこれまで以上の緊張感と深みを与えてくれるのです。
見どころ②:“おっさんヒーロー”日比野カフカ、待望の覚醒
そんな絶望的な状況で、ついに我らが主人公が本領を発揮します!
仲間を、そして人々を守るため、これまで抑えてきた力を解放するカフカ。その姿は、まさに「待ってました!」と叫びたくなるほどのカッコよさ。
正体がバレるリスクを背負いながらも、誰かのために戦う。32歳のおっさんヒーローが見せる泥臭くも熱い戦いっぷりに、胸が熱くなること間違いなしです。
見どころ③:最強の男・四ノ宮功長官が見せる「本物の格」
そして、防衛隊のトップに君臨する「最強の男・四ノ宮功(いさお)長官」。
彼の戦闘シーンは、まさに圧巻の一言。
「上がいる」ことの絶対的な安心感と、規格外の強さが描かれるこのシーンは、多くの読者に衝撃を与えました。怪獣9号がもたらした絶望を、一瞬で吹き飛ばすほどの爽快感をぜひ味わってください。
【タイプ別】『怪獣8号』を120%楽しむためのおすすめガイド
「面白くなるポイントはわかったけど、じゃあ具体的にどうすればいいの?」というあなたへ。タイプ別におすすめの楽しみ方をご提案します!
アニメは見たけど物足りなかったあなたへ
提案①:今すぐ原作コミックスの「5巻」から読む!
これが、面白さの核心に最速でたどり着く方法です。アニメの続きが気になって仕方ない!という方は、ぜひ電子書籍などで5巻から読んでみてください。
提案②:アニメ第2期で“本番”を体感する!
2025年に放送されたアニメ第2期は、まさにこの面白さが爆発する「品川襲撃編」がメインに描かれました。1期で感じた物足りなさを吹き飛ばす、カフカの覚醒や怪獣9号との死闘が最高の作画クオリティで楽しめます。各種配信サービスでぜひチェックしてみてください。
提案③:まずは劇場版総集編で熱量を再確認!
「いきなり2期や原作はハードルが高い…」という方は、2025年3月に公開された劇場版総集編から入るのもおすすめです。第1期の物語に加え、人気キャラ・保科のオリジナルエピソードも楽しめ、作品の魅力を再確認できます。
原作の序盤で挫折してしまったあなたへ
提案:まずは「5巻だけ」お試しで読んでみる!
全巻買い直すのはハードルが高い…という方は、まず5巻だけ読んでみてください。きっと「続きを読むしかない!」という気持ちになるはず。そこでハマれたら、ぜひ1巻から読み返してみてください。一度結末を知ってから読むと、序盤の訓練パートに隠された伏線に気づけて、二度楽しめますよ。
これから読み始めようか迷っているあなたへ
提案:「まずは5巻まで」を目標に読んでみる!
面白い・つまらないの判断は、ぜひ5巻まで読んでからしてみてください。序盤はバトルだけでなく、カフカと幼馴染・亜白ミナとの約束や、保科やキコルといった個性的なキャラクターたちのやり取りに注目すると、より深く物語を楽しめます。
まとめ:『怪獣8号』は“溜め”を乗り越えた先に最高の爽快感が待っている!
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- ✅ 『怪獣8号』の面白さが加速するのは原作コミックス5巻から!
- ✅ 序盤の「もどかしさ」や「退屈さ」は、面白さを最大化するための壮大な「溜め」。
- ✅ 怪獣9号の登場で物語は一変し、市街地を巻き込む派手な戦いが始まる。
- ✅ アニメ勢も原作挫折組も、5巻以降の展開は絶対に読む(見る)価値アリ!
もしあなたが『怪獣8号』に少しでも物足りなさを感じていたなら、それは最高のメインディッシュを前におあずけを食らっている状態です。
原作はすでに完結し、面白さが爆発するアニメ第2期も配信中。まさに今が、『怪獣8号』の本当の面白さに触れる最高のタイミングです。
さあ、あなたも怪獣8号が“本気”を出す瞬間を見届けましょう!