本サイトはプロモーションが含まれています。

葬送のフリーレンの人気はなぜ?第2回投票結果1200万票と海外で1位の理由アイキャッチ

葬送のフリーレン

葬送のフリーレンの人気はなぜ?第2回投票結果1200万票と海外で1位の理由

こんにちは。最近、街中やSNSで銀髪のエルフを見ない日はないってくらい話題ですよね。

「漫画大賞」を受賞し、アニメ化で社会現象になり、気づけば連載もアニメも異例のロングランヒット。今さら聞けないけど、「一体なんでそんなに人気なの?」と不思議に思っている人もいるかもしれません。

実は私も最初は「よくある異世界モノかな?」なんて思ってました。でも、調べてみたらただの流行りじゃない、もっと深い理由や驚きのデータが出てきたんです。

今回は、公式の投票データや海外の反応まで、ネットの海を潜って徹底的に調べてみました。まだ見ていない人も、どっぷりハマっている人も、「なるほど!」と思える発見があるはずです。

※本記事には作品のネタバレや、一部ストーリーの核心に触れる解説が含まれます。ご注意ください。

この記事のポイント

  • なぜこれほど支持される? 派手なバトルだけじゃない「3つの理由」を分析
  • 第2回投票の衝撃結果: 総投票数1,200万超え!1位はまさかの2連覇
  • アニメ効果で順位激変: アウラやユーベルなど敵キャラが大躍進
  • 海外でも熱狂: 「MyAnimeList」で世界1位を獲得した背景とは

『葬送のフリーレン』がこれほど人気なのはなぜ?その理由を分析

『葬送のフリーレン』がこれほど人気なのはなぜ?その理由を分析

正直なところ、魔法や剣が出てくるファンタジー作品なんて山ほどありますよね。その中で、なぜ本作だけがこれほど熱烈に支持されているのでしょうか。

いろんな口コミやレビュー、そして私自身の視聴体験を分析してみると、従来の作品とは決定的に違う「3つの発明」が見えてきました。

魔王を倒した「その後」から始まる物語構成が新しい

普通のRPGや漫画なら、「魔王を倒して世界を平和にするぞ!」というのがゴールですよね。でもこの作品、なんと第1話ですでに魔王が倒されているんです。

主人公のエルフ・フリーレンにとって、勇者たちとの10年間の冒険は、1000年以上の寿命のうちのほんの一瞬。「流星群をまた見よう」と約束して、あっさり50年経っちゃうような時間感覚を持っています。

そして物語が本当に動き出すのは、かつての仲間である勇者ヒンメルの寿命が尽き、彼が亡くなってから。
「人間の寿命は短いってわかっていたのに、なんでもっと知ろうとしなかったんだろう」
この後悔から始まる「人を知るための旅」という設定が、多くの読者に新鮮な衝撃を与えました。派手な戦いよりも、思い出を巡る旅路(後日談)がメインという構成が斬新なんです。

派手さよりも「静けさ」や「看取る」ことへの共感

この作品を観ていてハッとするのが、独特の「間」や「静けさ」です。
アニメの初回放送が「金曜ロードショー」だったことも話題になりましたが、深夜アニメ枠を超えて幅広い層、特に大人たちに刺さった理由がここにあります。

フリーレンの旅は、かつての仲間たちが老い、そしてこの世を去っていく過程を見届ける「看取る旅」でもあります。
「人生ってのは、衰えてからの方が案外長いものだ」なんてセリフ、若い頃にはピンとこなくても、ある程度の年齢になるとグッときますよね。

キラキラした冒険だけでなく、老いや死、記憶といった普遍的なテーマを扱っているからこそ、普段アニメを見ない層の心も掴んでいるのではないでしょうか。

アニメ化で映像と音楽のクオリティが爆発した

もちろん、哲学的だから人気というだけではありません。2023年に放送されたテレビアニメのクオリティがとにかく凄まじかった。

制作会社マッドハウスによる美しい作画はもちろん、Evan Call氏による壮大な音楽、そしてYOASOBIのオープニングテーマ「勇者」。これらが見事に噛み合って、原作の淡々とした良さを残しつつ、映像作品としてのエンターテインメント性を爆発させました。

特に戦闘シーンの魔法描写や、キャラクターの細やかな表情の変化は、海外のファンをも唸らせるレベルです。

第2回人気キャラ投票の結果発表!1位はやっぱりあの勇者

第2回人気キャラ投票の結果発表!1位はやっぱりあの勇者

さて、ここからは具体的な数字の話をしましょう。
作品の人気を測る上でわかりやすいのが、公式の人気投票です。

2024年3月に実施された第2回キャラクター人気投票ですが、その規模が桁違いでした。総投票数はなんと1,268万8,733票。ちょっとした国の人口レベルです。

アニメ放送期間中に行われたこともあり、前回(第1回)とは順位が大きく入れ替わっています。気になるTOP10を見てみましょう。

総得票数1200万超え!上位ランクインしたキャラクターたち

まずは1位から10位までの結果をまとめました。

順位 名前 得票数 前回
1位 勇者ヒンメル 1,239,533票 1位
2位 断頭台のアウラ 1,045,369票 10位
3位 フェルン 864,863票 5位
4位 ユーベル 847,205票 13位
5位 フリーレン 816,279票 2位
6位 リーニエ 675,744票 34位
7位 シュタルク 587,392票 6位
8位 黄金郷のマハト 353,780票 4位
9位 ソリテール 352,524票 14位
10位 ミミック 341,347票 3位

ヒンメルが死してなお愛され続けるワケ

堂々の1位、しかも2連覇を達成したのは勇者ヒンメルでした。
第1話で亡くなっているキャラがこれほど愛されるのは異常事態ですが、読者なら納得ですよね。

物語が進むにつれ、フリーレンの回想の中で彼の「本当のカッコよさ」が明らかになっていきます。
自称イケメンのナルシストで銅像のポーズに18時間悩むようなコミカルな一面がありながら、困っている人を絶対に見捨てない高潔さ。

「ヒンメルならそうした」という言葉が作中で何度も登場するように、彼の生き様が物語の道標になっていることが、ファンの心を掴んで離さない理由でしょう。SNSでも「絶対勇者」なんて呼ばれています。

アニメの影響で急上昇したアウラとユーベル

今回の投票で面白かったのが、アニメの放送範囲で活躍したキャラクターの急上昇です。

2位に入った断頭台のアウラは、前回10位からの大躍進。本来は敵役の魔族で、フリーレンに「自害しろ」と命じられて敗北するのですが、その散り際やネットでのいじられキャラ化(?)も含めて愛されたようです。

また、4位のユーベルも前回13位から大きくランクアップ。一級魔法使い試験編で見せた危うい魅力と、メガネ男子ラントとの絡みがファンの心を掴みました。アニメの力ってすごいですね。

『葬送のフリーレン』は海外でも人気?なぜ評価されているのか

日本での熱狂ぶりはわかりましたが、海を渡った先ではどうなのでしょうか?
実は、海外での評価もとんでもないことになっています。

世界1位を獲得!国境を超えて共感を呼ぶテーマ

世界最大級のアニメ情報サイト「MyAnimeList」をご存知でしょうか?
ここで『葬送のフリーレン(英題:Frieren: Beyond Journey's End)』は、放送開始直後から高評価を連発し、なんと歴代総合ランキングで1位を獲得しました(2025年2月時点でもスコア9.31という驚異的な数値を維持しています)。

海外ファンからも「典型的な異世界モノとは違う」「時間の概念や人生の儚さを描いたテーマが心に響く」といった絶賛の声が上がっています。
「エルフの長寿と人間の短命」という対比は、文化の違いを超えて、誰にでも訪れる「別れ」や「時間の価値」を考えさせる普遍的なテーマだったようです。

「ヒンメルならそうした」が現実世界でも話題に

作品の影響力はアニメの中だけに留まりません。
2024年6月、台湾で起きたある事件の際、犯人を取り押さえて乗客を守った男性がインタビューでこんなコメントを残しました。

「勇者ヒンメルならそうした」

この言葉は現地のニュースだけでなく日本でも大きく報じられました。架空のキャラクターの生き様が、現実の人間の勇気を後押しする。まさにフィクションの持つ力を証明したエピソードとして、多くのファンの胸を熱くしました。

日本とは少し違う?海外ファンの推しキャラ事情

ちなみに、海外の「推し」事情は日本と少し傾向が違うようです。
「MyAnimeList」のユーザーによるお気に入り登録数(Favorite)を見てみると、以下のような順位になっています。

  1. フリーレン(圧倒的1位)
  2. フェルン
  3. ヒンメル
  4. シュタルク
  5. ユーベル

日本ではヒンメルがトップでしたが、海外では主人公であるフリーレンが圧倒的な人気を誇っています。彼女のドライだけど温かい、そして少し抜けている性格が「人間臭くて親しみやすい」と評価されているようです。

まとめ:『葬送のフリーレン』の人気の秘密を知ればもっと楽しめる

『葬送のフリーレン』がなぜこれほど人気なのか、その理由を探ってみると、単なる流行作品以上の深みが見えてきました。

  • 魔王討伐後の「後日談」を描く斬新な構成
  • 人生や死生観に寄り添う、静かで優しいストーリー
  • アニメ化による圧倒的な映像美と音楽
  • ヒンメルをはじめとする、愛すべきキャラクターたち

1,200万票を超える投票結果や、海外での熱狂的な支持は、この作品が国や世代を超えて「心に響く」ものであることの証明です。

アニメ第2期の制作も決定しており、物語はまだまだ続きます。原作コミックスも全世界で3,000万部を突破し、その勢いは止まりません。

もしまだ作品に触れていないなら、ぜひ一度覗いてみてください。きっと、あなた自身の人生観と重なる「大切な何か」が見つかるはずです。そして、もう一度最初から見返してみるのもおすすめですよ。「ヒンメルならそうした」って言いながらね。

-葬送のフリーレン