「あれ、フリーレン様がパチンコ打ってる画像、SNSで見なかった?」
最近、そんな噂を耳にすることが増えました。アニメも漫画も社会現象レベルで大ヒット中の『葬送のフリーレン』。もしパチンコやスロットの新台として登場するなら、朝一から並んででも打ちたい!と思うファンも多いはずです。
でも、ちょっと待ってください。その画像、本物でしょうか?
今回は、一人のパチンコ好き兼フリーレンファンとして、ネット上の噂の出処から、サンデー作品の傾向、そして「もし出たらこんな演出が見たい!」という妄想まで、徹底的に調査・分析してみました。
※本記事には原作のネタバレや、パチンコ・パチスロ特有の表現(妄想演出など)が含まれますのでご注意ください。
この記事のポイント
- ネットに出回る「打っている画像」は公式ではなく、ファンのコスプレやコラ画像
- 現時点でメーカーからの公式発表や導入予定の確かな情報はない
- サンデー作品は「連載終了後」に機種化される傾向が強い
- 「アウラ自害演出」や「ヒンメルの全回転」など、ファンの妄想期待値は高い
葬送のフリーレン パチンコ・スロット化の噂と真実
まずは結論から言ってしまうと、私が各メーカーの検定通過情報や新台噂系サイト、SNSをくまなくリサーチした限り、現時点で『葬送のフリーレン』がパチンコ・パチスロ化されるという公式情報はありません。
では、なぜここまで「出るらしい」「見た」という噂が広がったのでしょうか。その元ネタを追ってみました。
ホールで目撃された「あの姿」の正体
Twitter(現X)などで拡散され、多くの人をざわつかせた画像があります。それは、スロットコーナーの椅子に座り、哀愁漂う背中で台と向き合うエルフの姿……。
実はこれ、実際のホールで行われたコスプレイベントの一幕なんです。
詳しく調べてみると、愛知県の「オータ豊川店」などで、コスプレイヤーさんがフリーレンの衣装を着て来店していた際の写真などが拡散された模様。「人間を知るために旅をしている」フリーレン様が、現代の遊技を知ってしまった……というシュールな構図がウケて、ネタとして広まったというのが真相のようです。
つまり、「新台の試打画像」でも「筐体のお披露目」でもなく、ファン活動の一環だったわけですね。
現在の公式情報と導入の可能性
「じゃあ、今は予定がないだけ?」と思いますよね。ここ数年のアニメ版権の流れを見ていると、人気が出れば即パチンコ化!というわけでもなさそうです。
特に『葬送のフリーレン』のような、静謐な空気感や心理描写を大切にする作品の場合、派手な音と光が飛び交うパチンコ台との相性を慎重に検討している可能性もあります。版権元が「作品のイメージを大切にしたい」と考えれば、どれだけ人気でも許可が降りないケースは珍しくありません。
もし「葬送のフリーレン パチンコ台」が出たら?ファンの妄想まとめ
公式情報がないなら、妄想して楽しむのがファンの特権です。SNSや掲示板を見て回ると、「こんな演出があったら絶対面白い!」というアイデアが溢れていました。私も思わず「それ見たい!」と膝を打ったものをいくつかピックアップして紹介します。
「ヒンメルならそう言う」全回転フリーズへの期待
やはり一番期待されているのは、勇者ヒンメルにまつわる演出です。
例えば、リーチが外れて画面が暗転した瞬間に……
「撃て。フリーレン」
からの役物落下!とか、想像するだけで鳥肌が立ちませんか?
特に、大当たり濃厚の「全回転フリーズ」では、あの銅像の前での回想シーンや、花畑を出す魔法のシーンが流れてほしい。「ヒンメルならそう言う」予告が出たら信頼度80%オーバー、みたいなバランスなら、原作ファンも納得の熱さになるはずです。
アウラやミミックは激アツ演出の宝庫?
敵キャラクターもパチンコ映えしそうなメンツが揃っています。
| キャラ・要素 | 妄想演出 |
|---|---|
| 断頭台のアウラ | 「アウラ、もっと回せ」 天秤演出で魔力が勝てば大当たり(RUSH突入)確定? |
| ミミック | 宝箱保留が出現。 「暗いよー!怖いよー!」と食べられたら逆にチャンスアップ! |
| フェルン | 「ちっさ」カットイン発生で設定示唆、あるいはハズレ否定? |
特にアウラに関しては、ネット上でも「パチンコ台のアウラ」というイラストタグが作られるほど愛されています。「アウラ、自害しろ」のシーンがどう再現されるのか(あるいはボタン演出になるのか)、不謹慎ながらも気になってしまうのがスロッターの性(さが)ですね。
「撃て」演出など原作シーンとの親和性
ゾルトラーク(一般攻撃魔法)を連射するシーンなどは、ST(確変)中の演出として非常に相性が良さそうです。魔法陣の色で期待度が変わったり、防御魔法の展開スピードで継続ジャッジを行ったり……。
アニメの映像美をそのまま大画面液晶で見られたら、それだけで打つ価値があるかもしれません。
アニメ・漫画版権とパチンコ業界の「大人の事情」
ここからは少し真面目に、業界の傾向から今後の可能性を分析してみましょう。「人気があるから出るはず」とは言い切れない、いくつかのハードルがあります。
週刊少年サンデー作品の機種化傾向を分析
『葬送のフリーレン』が連載されている「週刊少年サンデー」の作品は、ジャンプ作品などに比べるとパチンコ化のハードルが少し独特な印象があります。
過去にパチンコ・スロット化された主なサンデー作品を見てみましょう。
- 『犬夜叉』
- 『烈火の炎』
- 『うしおととら』
- 『からくりサーカス』
これらに共通するのは、「原作漫画が完結してから、かなりの時間が経ってから機種化されている」という点です。連載中にリアルタイムで台が出ることは稀で、かつての読者が大人になり、自由に使えるお金を持ったタイミングを狙ってリリースされることが多いように感じます。
フリーレンはまだ漫画も連載中で、物語も佳境に入っているとはいえ完結はしていません。この傾向に従うなら、実際にホールに並ぶのは数年、あるいは10年後……なんてことも覚悟が必要かもしれません。
連載終了後や完結のタイミングが鍵になる?
もちろん、最近は『リゼロ』や『炎炎ノ消防隊』のように、アニメ放送から比較的早い段階でパチンコ化され、大ヒットする例も増えています。
ただ、サンデー編集部や原作者サイドの方針として、子供も含めた幅広い層に読まれている現役連載中に「ギャンブル」のイメージがつくのを避ける傾向があるとも推測できます。漫画全巻を読み返しながら気長に待つのが、今のところ正解のようです。
95000発規制などのルールと版権元の意向
最近よく耳にする「パチンコの95000発規制(コンプリート機能)」などの内規変更も、版権元が参入を躊躇する要因の一つかもしれません。
これは「1日で決められた出玉(差玉で95000発など)に達したら強制終了する」という機能のことですが、射幸性が抑えられる一方で、ユーザーにとっては「一撃の夢」が見えにくくなる側面もあります。せっかくの大人気コンテンツを使うなら、もっと自由なスペックで作れる時期を待ちたい……とメーカー側が考えている可能性もゼロではありません。
まとめ
今回は、『葬送のフリーレン』のパチンコ・パチスロ化の噂について、事実関係と今後の可能性を深掘りしてみました。
現状としては、「公式の予定はないけれど、ファンの間では既にネタや妄想として大盛りあがりしている」という状態です。
ホールでフリーレン様やフェルンたちに会える日はまだ遠そうですが、もし実現すれば「ゾルトラーク級」の衝撃になることは間違いありません。それまでは、アニメを見返したり、原作漫画を読み込んだりしながら、「徳」を積んで待つことにしましょう。
もしかしたら、ヒンメルなら「楽しんで待て」って言うかもしれませんからね。

