漫画・アニメ『葬送のフリーレン』において、登場回数はわずかながら読者に強烈な印象を残したエルフ、ミリアルデ。
「あのいつもぼーっとしているエルフの過去が気になる」「もしかして帝国の『聖杖法院』のトップなんじゃ…?」と、彼女の裏設定や今後の展開について深く知りたいと検索されたのではないでしょうか。
本記事では、『葬送のフリーレン』の深い世界観を愛してやまない専門ブログ編集長が、ミリアルデの基本情報から、ファンの間で囁かれている生存説や聖杖法院との関係、さらには名前の由来まで徹底的に深掘りして解説します。
【結論】ミリアルデとは何者か?
- 正体:フリーレンと同じ里にいた長寿のエルフ。過去の経験から極度の無気力。
- 皇帝酒の張本人:不味い安酒を「最上の名酒」と偽る碑文を残し、ドワーフのファスを200年振り回した(原作8巻69話 / アニメ第33話)。
- 声優:能登麻美子(アニメ版でのミステリアスな演技が話題に)。
- 最大の謎(聖杖法院):帝国編で判明した対魔法使い特務機関「聖杖法院」のトップのシルエットが彼女に酷似しており、現在も大魔法使いとして生存している可能性が極めて高い。
ミリアルデの基本プロフィールと登場回
ミリアルデは、フリーレンが過去に暮らしていたエルフの里にいた女性エルフです。ショートボブの金髪と、常に無気力で感情の起伏が乏しい瞳が特徴的ですよね。
彼女のパーソナリティや登場回について、まずは基礎知識を押さえておきましょう。
アニメの声優は能登麻美子!何話に登場する?
ミリアルデが登場するのは、原作コミックス8巻の第69話「皇帝酒(ボースハフト)」(アニメでは第2期・通算第33話「北部高原の物流」)です。
アニメ版で声を担当したのは、数々の名キャラクターを演じてきた能登麻美子さん。感情の抜け落ちたような、それでいてどこか凄みのある「ドSエルフ」感が見事に表現されており、SNSでも「ミリアルデの声、能登さんだ!解釈一致すぎる!」と大歓声が上がりました。
名前の由来はドイツ語で「10億」
『葬送のフリーレン』の登場人物名はドイツ語に由来することが多いですが、ミリアルデ(Milliarde)はずばりドイツ語で「10億」を意味します。
フリーレン(凍る)、フェルン(遠い)といった状態や距離を表す名前が多い中、途方もない数字が名付けられている点に注目です。彼女がどれほど長い悠久の時を生きてきたのか、あるいは彼女が抱える虚無の深さが「10億」という途方もない数字に象徴されていると考えられます。
「皇帝酒(ボースハフト)」の嘘と強固な結界
ミリアルデを語る上で絶対に外せないのが、ドワーフのファスを巻き込んだ「皇帝酒」のエピソードです。この一件から、彼女の異常な魔法の実力と、歪んだユーモアが読み取れます。
暇つぶしで残した「最上の名酒」という碑文
大昔の統一帝国時代、皇帝の即位式で配られた「皇帝酒(ボースハフト)」。その正体は、フリーレンも「今まで飲んだどの酒よりも不味い」と顔をしかめるほどの最低の安酒です。
しかしミリアルデは、この不味い酒の保管所に「皇帝酒は最上の名酒である」という嘘の碑文を古エルフ語で刻み、さらに非常に強力な結界で封印しました。フリーレンから「何の意味があるの?」と問われた彼女は、「意味なんて、何もないわ」と答えています。
結果として、この碑文を信じた無類の酒好きドワーフ・ファスは、なんと200年以上も皇帝酒を探し続けることになります。なんjなどの掲示板で「ミリアルデ邪悪すぎひん?」「性格悪くてかわいい」とネタにされるのは、この壮大な嫌がらせ(本人は暇つぶし)が原因です。
なぜ無気力(ぼーっとしている)になったのか?
彼女がなぜこんな手の込んだ「意味のないこと」をしたのか。それは彼女の悲しい過去に起因します。
ミリアルデはかつて、「人生をかけて探したものが、なんの価値もないゴミだった」という強烈な挫折を経験しています。その絶望と虚無感から、何かを探求することを放棄し、昼間から酒をラッパ飲みして「いつもぼーっとしている」無気力なエルフになってしまったのです。
フリーレンが「時間がかかるから嫌だ」と渋るほど、結界の解除には3ヶ月もの期間を要しました。ゼーリエの結界すら1日未満で破ったフリーレンにそこまで言わせるのですから、ミリアルデの結界魔法の技術は「大魔法使い」クラスの異常なレベルであることがわかります。
【考察】ミリアルデは現在も生存している?聖杖法院との関係
物語の時系列において、ミリアルデが暮らしていたエルフの里は魔王軍の将軍「玉座のバザルト」によって滅ぼされており、フランメは「フリーレン以外の女子供も皆殺しにされた」と語っています。
では、ミリアルデは死亡したのでしょうか?専門家の視点から見ると、彼女は生き延びており、現在も帝国の要職に就いている可能性が極めて高いです。
聖杖法院のトップ(院長)のシルエットとの類似点
原作コミックス第14巻・第128話において、ラントが帝国の対魔法使い専門の特務機関「聖杖法院」について説明するシーンがあります。
ここで描かれた聖杖法院のトップと思われる人物のシルエットが、「ショートカット」「エルフ耳」「祈るように手を組む姿」と、ミリアルデの特徴に完全に一致しているのです。
さらに、帝国編において宮廷魔法使いのデンケンが、魔導特務隊(フラーゼ)に対抗するための「根回し先」として極秘に動いていましたが、その接触先が聖杖法院(=ミリアルデ)ではないかと考察されています。
クラフトが出会ったエルフ(修道女)説
もう一つの興味深い考察が、「武道僧(モンク)のクラフトが約300年前に出会った同族」=ミリアルデ説です。
聖杖法院は「聖杖」という名が示す通り、女神様や修道院と深い関わりを持つ組織です。もしミリアルデがエルフの里の滅亡から逃れ、人里離れた修道院に身を隠してシスター(修道女)となり、そこでクラフトと出会って人生の虚無から少しずつ立ち直っていたとしたら…?
点と点が繋がるこの考察は、今後の帝国編の展開を予想する上で非常に熱いポイントです。
ミリアルデに関するよくある質問(FAQ)
Q. ミリアルデは邪悪なキャラクターなんですか?
A. 決して根っからの悪人(邪悪)ではありません。皇帝酒の碑文も、彼女なりの「虚無感の裏返し」であり、意地悪というよりは「壮大すぎる暇つぶし」です。事実、ファスはその不味い酒を町のみんなと笑い飛ばし、結果的に「最高の夜」を過ごすことができました。
Q. 葬送のフリーレンに登場する他の長寿エルフ(ミーヌスなど)との関係は?
A. 帝国編では「大逆」と呼ばれるエルフ・ミーヌスや、大魔法使いゼーリエなど複数のエルフが登場します。もしミリアルデが聖杖法院のトップであれば、同じく帝国で暗躍するミーヌスとはかつての上司・部下の関係だった、あるいは対立関係にあるなどの深い因縁が描かれるかもしれません。
まとめ:ミリアルデの再登場に期待が高まる!
今回は『葬送のフリーレン』のミリアルデについて、皇帝酒のエピソードから聖杖法院のトップ説まで、深く考察・解説しました。
- 皇帝酒の碑文は、彼女の「人生の虚無」から生まれた壮大な暇つぶし。
- 結界の強度から、彼女の実力はゼーリエやフリーレンに匹敵する大魔法使いレベル。
- 帝国編の「聖杖法院」トップのシルエットと酷似しており、生存している可能性大!
たった1話の回想シーンの登場でありながら、これほどまでに読者を惹きつけるミリアルデ。現在進行形の帝国編において、彼女が「聖杖法院の院長」としてフリーレンたちの前に現れる日が来るのか、期待して待ちましょう!
原作コミックスを読み返して、彼女の物憂げな表情や、フリーレンとのやり取りに隠された伏線を探してみるのもおすすめですよ!

