『葬送のフリーレン』帝国編(第126話〜)において、物語の裏側で最も重要な役割を担っていると言っても過言ではない人物、それが一級魔法使いの「リネアール」です。
しかし、作中では後ろ姿や回想でしか登場しておらず、「一体誰なの?」「どんな強さなの?」と疑問に思っている読者も多いのではないでしょうか。
さらには、読者の間で**「魔導特務隊副隊長のカノーネと同一人物なのでは?」**という強烈な考察も飛び交っています。
本記事では、作品を隅々まで読み込む専門家視点から、リネアールのプロフィールや異常なまでの強さ、そしてその正体に関する最も有力な仮説を徹底的に深掘りして解説します!
※この記事は単行本未収録のサンデー本誌(帝国編)のネタバレを含みますのでご注意ください。
【結論】リネアールとは何者か?
リネアールは、大陸魔法協会に所属し、15年以上も帝国で諜報活動を続けている一級魔法使い(ゼーリエの弟子)です。
その正体は、現在帝国編で活躍中の**魔導特務隊副隊長「カノーネ」**である可能性が極めて高いと考えられています。対人戦においては、あのゼーリエに模擬戦で片膝をつかせたほどの規格外の強さを誇ります。
1. リネアールの基本プロフィール:変人にして超有能なスパイ
まずは、作中で明かされているリネアールの基本情報をおさらいしましょう。彼女は第126話にて後ろ姿のみで初登場し、ゼーリエ暗殺計画の情報をいち早く協会にもたらしました。
1-1. 15年帝国に潜伏する一級魔法使い
リネアールは大陸魔法協会に所属する一級魔法使いであり、大魔法使いゼーリエの弟子の一人です。
彼女の最大の功績は、「15年以上もの長きにわたり、魔法文明の最先端にして閉鎖的な帝国で諜報活動を続けている」という点です。現在では、帝国の重要な内情を知れるほどの高い身分にまで上り詰めています。
1-2. 外見と「変人」な性格
ユーベルの回想(第127話)によると、腰のあたりまで伸ばしたボリュームのある黒髪ロングヘアが特徴的な女性です。
性格は、ゼンゼ曰く「面倒事が大嫌いで、いざという時は保身に走る」。しかし、ユーベルが北部支部で彼女を見かけた際は、ゼーリエへの定期報告を終えた後、中庭で一日中蝶々を眺めており「変人」という印象を持たれていました。
過酷なスパイ活動の反動なのか、それとも天然なのか、非常に掴みどころのないキャラクターですね。
1-3. 名前の由来はドイツ語の「定規」
『葬送のフリーレン』のキャラクター名はドイツ語が由来となっていることがほとんどです。
リネアール(Lineal)は、ドイツ語で「定規」を意味します。彼女の冷静沈着で計算高い一面や、寸分の狂いもない正確な判断力を暗示しているのかもしれません。
2. 規格外の強さ!ゼーリエに膝をつかせた「対人戦の鬼」
リネアールを語る上で絶対に外せないのが、その異常なまでの戦闘能力です。
2-1. レルネンすら成し得なかった快挙
第138話にて、リネアールが「模擬戦でゼーリエに片膝をつかせたことがある」という衝撃の事実が判明しました。
これは、一級魔法使いの中でも群を抜く実力者であるレルネンでさえ達成できなかった快挙です。総合力ではレルネンが上かもしれませんが、こと**「対人戦」**という一点において、リネアールは人間最高峰の実力を持っているとゼンゼが断言しています。
2-2. ゼンゼとの殴り合い
一級魔法使いのゼンゼとは昔から犬猿の仲であり、顔を合わせるたびに「殴り合いの喧嘩」をするそうです。あの飄々としたゼンゼが「今度会ったらギタギタにしてやる」と感情を露わにするほど。
対人戦特化という能力があるからこそ、帝国という敵地での単独潜入任務を任されているのでしょう。
3. 【徹底考察】リネアールの正体は魔導特務隊「カノーネ」なのか?
現在、ファンの間で最も熱く議論されているのが、「リネアールの正体は、帝国魔導特務隊の副隊長・カノーネである」という説です。この説を裏付ける4つの強力な根拠を解説します。
根拠①:外見と性格の共通点
二人とも「黒髪のロングヘア」という特徴が一致しています。また、カノーネはユーベルたちと対峙した際「お互い面倒事は避けよう」と発言しており、リネアールの「面倒事嫌いで保身に走る」という性格と完全にリンクします。
根拠②:デンケンとの意味深な会話(第130話)
デンケンがカノーネに任務の詳細を問いただした際、カノーネは「越権行為かと」と抗弁しました。それに対しデンケンは、「興味深い回答だな。それは魔導特務隊の機密事項か?それとも――」と意味深な言葉を返しています。
これはデンケンが「カノーネは魔導特務隊とは別の組織(=大陸魔法協会)の指示を受けている」と勘付いた描写だと考えられます。
根拠③:ユーベルとラントへの「甘すぎる」対応
カノーネは、帝都に潜入したユーベルとラントを捕縛する際、あえて一対二の状況を作ったり、ユーベルが住民を人質に取ったフリをした際に「いいアイディアだ。採用しよう」とあっさり見逃したりしています。
これは彼女がリネアールであり、**「大陸魔法協会の身内(後輩)を本気で殺したくない」**という心理が働いているからだと言えます。
根拠④:対人戦特化=魔導特務隊のスキル
前述の通り、リネアールは対魔法使い戦に特化しています。そして、カノーネが所属する魔導特務隊は**「対魔法使い専門の特務機関」**です。彼女の強さの秘密は、特務隊で培われた対人戦闘術にあると考えると、すべてのピースが綺麗にハマります。
4. もう一つの仮説「ユーベルの姉」説は本当か?
カノーネ説の対抗馬として、「リネアールはユーベルが探している姉なのでは?」という説も存在します。
確かに、回想に登場するユーベルの姉と、リネアールのふんわりとした髪型や雰囲気は似ています。また、二人の杖はどちらも刃がついた近接戦対応の似た形状をしています。
しかし、この説には大きな矛盾があります。ユーベルはかつて北部支部でリネアールと会っていますが、その時のことをラントに語る際、**「ただの変人」という以上の反応を見せていません。**もし姉であれば、何らかのリアクションがあるはずです。
ユーベルが意図的に嘘をついていない限り、リネアール=ユーベル姉説は少し根拠が弱いと言わざるを得ません。
5. よくある質問(FAQ)
Q. リネアールは裏切り者ですか?
現時点で裏切り者と確定したわけではありませんが、その動向は非常に怪しいです。魔導特務隊のフラーゼ隊長からも「貴女が正しい選択をすることを願っています」と釘を刺されており、最終的に「大陸魔法協会」と「帝国」のどちらにつくのか、保身のために立ち回るのかが注目されています。
Q. リネアールとフラーゼの関係は?
もしリネアール=カノーネであれば、フラーゼは直属の上司(隊長)にあたります。フラーゼは謀略家であり、カノーネの正体(大陸魔法協会のスパイであること)に薄々感づきながら、あえて手元に置いている節があります。
Q. ゼーリエは暗殺されて死亡するの?
「影なる戦士」による暗殺計画が進行中ですが、あのゼーリエが簡単に死亡するとは考えにくいです。しかし、ゼーリエ自身が「私では辿り着けない未来」と発言するなど、何らかの大きなダメージを受ける、あるいは一時的に表舞台から姿を消すといった波乱の展開は十分に予想されます。
6. まとめ:帝国編の鍵を握る最重要キャラクター
『葬送のフリーレン』に登場するリネアールについて解説しました。ポイントは以下の通りです。
- 15年以上帝国に潜伏する、ゼーリエの弟子の一級魔法使い。
- ゼーリエに模擬戦で膝をつかせたほどの「対人戦最強」クラスの実力者。
- 正体は、魔導特務隊の副隊長「カノーネ」である可能性が極めて高い。
帝国、影なる戦士、そして大陸魔法協会の三つ巴の戦いが加速する帝国編。リネアール(カノーネ)がどのタイミングで正体を明かし、誰の味方につくのかが最大のスペクタクルになることは間違いありません。
本誌での最新の展開を追いながら、彼女の動向から絶対に目を離さないようにしましょう!

