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葬送のフリーレン

葬送のフリーレンのグラオザームは生きてる?マハトも嫌う能力や先生と呼ばれる理由

漫画『葬送のフリーレン』を読んでいると、たまに「こいつ、とんでもない爪痕を残していったな……」と戦慄するキャラクターがいませんか?

その筆頭と言えるのが、七崩賢の一人「奇跡のグラオザーム」です。

作中での出番は決して多くないのに、読者の心をかき乱す(主にヒンメルとフリーレンの関係性において)重要な役割を果たした彼。ネットで検索してみると「先生」と呼ばれていたり、「実は生きているのでは?」と囁かれていたりと、何やら不穏かつ熱い視線が注がれています。

そこで今回は、この謎多き魔族について、ネット上の考察や原作の描写を徹底的に洗い出してみました。「やらしい雰囲気」なんてサジェストが出る理由や、マハトとの関係性まで、管理人が深掘りした結果をレポートします。

※本記事には原作コミックス(特に女神の石碑編・黄金郷編)のネタバレや、一部ファンの間での通称(カプ厨など)の解説が含まれます。ご注意ください。

この記事のポイント

  • 最強格のマハトが「相性最悪」と避けた精神魔法の脅威
  • 「ヒンフリの結婚式」を見せたことで一部から先生・カプ厨扱いされている
  • 公式では討伐済みだが、生存説やオレオール幻影説など怖い考察も
  • デモンエクスマキナの同名ボスとは全くの別物

『葬送のフリーレン』奇跡のグラオザームの正体とは?能力と強さを分析

『葬送のフリーレン』奇跡のグラオザームの正体とは?能力と強さを分析

まずは、彼が一体何者なのかをおさらいしておきましょう。七崩賢(しちほうけん)といえば、アウラやマハトなど強烈な個性が揃っていますが、グラオザームも負けず劣らずの食わせ物です。

一言で言えば「精神攻撃のスペシャリスト」。物理で殴ってくるタイプではなく、心や認識をじわじわと侵食してくる、一番敵に回したくないタイプですね。

精神操作と記憶消去のエグすぎる効果

彼の代名詞とも言えるのが、「楽園へと導く魔法(アンシレーシエラ)」という精神魔法です。これ、名前だけ聞くとハッピーそうですが、効果はかなり凶悪。

原作の描写や設定を整理すると、主な能力は以下の通りです。

能力の特徴 具体的な効果
認識阻害 目の前にいるのに認識できない。五感だけでなく魔力探知すら誤認させる。
強制睡眠・夢 対象が「決して叶わないと諦めた幸せな夢」を見せ続け、昏睡状態にする。
記憶操作 記憶を読み取ったり、都合よく消去したりできる。

特に恐ろしいのは、フリーレンクラスの大魔法使いであっても、発動されたらほぼ抵抗不可能だという点です。防御魔法で防げるものではなく、「呪い」の類に近いのかもしれません。

唯一対抗できたのは、女神の加護が異常に強いハイターや、魔力探知に頼らず五感を研ぎ澄ませていたヒンメルくらい。普通の魔法使いなら、自分が攻撃されていることすら気づかずに終わるでしょう。

黄金郷の支配者との相性が最悪なワケ

作中で非常に興味深いのが、七崩賢最強と謳われるマハトとの関係性です。マハトは「万物を黄金に変える」という反則級の魔法を使いますが、そんな彼がグラオザームに対しては「俺との相性は最悪だ」とこぼしています。

なぜでしょうか? 実際に戦った描写はありませんが、調査してみるといくつかの推測が成り立ちます。

  • 認識できない相手は黄金化できない:マハトの魔法も「黄金に変えると認識した対象」にかかるものだとすれば、そもそもグラオザームを認識できなければ不発に終わる。
  • 精神干渉の速さ:黄金化する前に、精神を支配されたら終わり。
  • 記憶を消されるリスク:実際にマハトは南の勇者戦の後、グラオザームに記憶を消されています(これは同意の上でしたが)。

力比べならマハトに分がありそうですが、ジャンケンのように「精神・認識系」は「物理・状態変化系」に対して優位なのかもしれませんね。

グラオザームは死亡した?生存説や「生きてる」と噂される背景

グラオザームは死亡した?生存説や「生きてる」と噂される背景

さて、ここが多くのファンが気になっているポイントです。「彼は本当に死んだのか?」という疑問。

公式の記述や作中の流れを追うと、彼は過去(ヒンメルたちの冒険時代)に討伐されたことになっています。しかし、ネット上では生存説が根強く囁かれています。

公式情報での最期と生存の可能性

原作や関連書籍の情報を統合すると、彼のステータスは以下のようになっています。

南の勇者との戦いを生き延びた後、ヒンメル一行によって討伐された。

ですが、具体的な討伐シーン(トドメを刺された瞬間)は描かれていません。

ここがミソです。「認識や記憶を操れる奴が、自分の死を偽装することなんて朝飯前なんじゃないか?」という疑惑が消えないのです。さらに、彼の同僚であるソリテールが「顔を変え姿を変え生き残れる」と評していたことも、生存説を後押ししています。

現代において部下のツァルトが活動していたのも、「主が生きていて指示を出していたのでは?」と勘ぐりたくなりますよね。

オレオールが幻影だとする怖い考察

これは調査していて一番ゾッとした説なのですが、「フリーレンが目指しているオレオール(魂の眠る地)自体が、グラオザームが見せている幻影だったらどうする?」という考察があります。

もし、フランメの手記にあるオレオールの情報そのものが、かつてフランメが見せられた「理想の夢」だったとしたら……。物語の根幹を揺るがすホラー展開ですが、彼の能力なら不可能ではないのが怖いところです。

別ゲームの同名ボスとの混同に注意

少し余談ですが、検索キーワードに「デモンエクスマキナ」が含まれることがあります。これは同名のメカアクションゲームに登場するボス「グラオザーム」のこと。

名前がドイツ語で「残酷」などを意味する言葉なので被りやすいんですね。『フリーレン』の彼とは全く関係ないので、ゲーム攻略を探している方はご注意を。

ネットで「グラオザーム先生」と呼ばれる怪現象とヒンフリ

この魔族、ただ怖いだけじゃありません。実は一部のファンから「先生」「カプ厨(カップリング中毒)」と崇められています。なぜそんなことになったのか、その経緯が面白すぎました。

理想の夢で見せた結婚式の衝撃

きっかけは、彼がヒンメルに見せた「楽園へと導く魔法」の中身です。ヒンメルにとっての「叶わないと諦めた幸せな夢」として彼が見せたのは、なんとフリーレンとの結婚式でした。

純白のドレスに身を包んだフリーレンが、ヒンメルに手を差し伸べる……。このシーンがあまりにも美しく、そして切なかったため、読者は大興奮。

  • 「公式でヒンフリの結婚式が見られるなんて!」
  • 「グラオザーム先生、最高の同人誌をありがとう」
  • 「需要を理解しすぎている」

このように、敵であるはずの彼が、なぜか「二人の愛の理解者」として感謝される珍現象が起きたのです。

なんJやSNSでのカプ厨・気ぶり扱い

ネット掲示板の「なんJ」やSNSでは、さらに話が飛躍して「気ぶりのグラオザーム」なんてあだ名までついています。

「気ぶり」とは、「気がある素振り」を見てカップル成立を応援(または妄想)する人たちのこと。彼がわざわざあんな手の込んだ幻覚を見せたことから、「実はお前も二人にくっついて欲しかったんじゃないのか?」とネタにされているわけですね。

もちろん実際は、ヒンメルを油断させるための精神攻撃だったわけですが、結果として読者に極上の供給をしてしまったあたり、なんとも憎めない(?)悪役です。

ソリテールや他の魔族との関係性

最後に、彼の人となり(魔族となり?)についても少し触れておきましょう。

意外と人間くさい?魔族間の連携と信頼

魔族といえば「個人主義」で「仲間意識がない」のが定説ですが、彼は意外と組織人として優秀な動きを見せています。

全知のシュラハトの命令に従順だったり、マハトの記憶処理という汚れ仕事を引き受けたり、ソリテールやリヴァーレとチームを組んでヒンメル一行を襲撃したり。

特にソリテールとの会話からは、ビジネスライクながらも一定の連携が取れている様子がうかがえます。素顔を隠している用心深さはあるものの、完全に孤立しているわけではないようです。「やらしい雰囲気」と検索されるのも、このソリテールとの並びや、知的ながら陰湿な雰囲気が妙に艶っぽく見えるから……かもしれませんね。

まとめ

今回は『葬送のフリーレン』に登場する奇跡のグラオザームについて、その能力や生存説、ネットでの愛されっぷりまで解説しました。

改めて情報を整理すると、彼は単なる中ボス枠に収まらない、物語の深部に関わる可能性を秘めたキャラクターだと言えます。

  • 精神魔法「アンシレーシエラ」は作中屈指のチート能力
  • 公式では死亡扱いだが、能力的に生存の可能性も否定できない
  • ヒンメルに結婚式の夢を見せたことで「先生」としてファンに愛されている

もし彼がまだ生きていて、現代のフリーレンたちの前に立ちはだかるとしたら……。あるいは、オレオールで待ち受けるのが彼だとしたら……。想像するだけでワクワク(とゾクゾク)が止まりません。

アニメ派の方も、ぜひ原作漫画で彼の「奇跡」のような活躍をチェックしてみてくださいね。きっと「グラオザーム先生!」と叫びたくなるはずです。

-葬送のフリーレン