「葬送のフリーレン」のアニメや漫画を見ていると、ふと思うことありませんか?
「結局、誰が一番強いの?」って。
魔族との戦いは単純なパワーゲームじゃなくて、「魔法はイメージの世界」だったり、相性があったりして結構複雑なんですよね。ネット上でも「ゼーリエと魔王どっちが上?」「南の勇者は別格すぎない?」なんて議論が絶えません。
そこで今回は、原作コミックの最新情報からアニメの描写、さらにはネット上の考察までを含めて、私なりに全キャラクターの戦闘能力を徹底的に洗い出してみました。
※本記事には物語の核心に触れるネタバレや、一部魔族との戦闘に関する解説が含まれますのでご注意ください。
●この記事のポイント
- 独自に集計・分析した最強キャラTOP15を発表
- 1位は魔王かゼーリエか?論争に終止符を打つ独自の結論
- 「強さ」だけじゃない、魔法の相性や未来視の影響も考慮
- 謎多きエルフ「クラフト」や「南の勇者」の実力も深掘り
葬送のフリーレン強さランキングTOP15!魔王やゼーリエの順位は?
さっそくランキングにいってみましょう。今回は単純な魔力量だけでなく、「戦績」「特殊能力(魔法の厄介さ)」「相性」を加味して順位付けしました。
私が原作を読み返し、アニメの戦闘シーンをコマ送りで見返して分析した結果がこちらです。
第15位:不死なるベーゼ(七崩賢)
まずは魔王軍の幹部、七崩賢の一人です。「不死」という二つ名がついていますが、これは彼が使う結界魔法がめちゃくちゃ硬いことに由来しています。当時のフリーレンが「人類には決して破れない」とお手上げ状態だったほどの強度。
ただ、結果的には勇者ヒンメルたちに倒されています。防御特化型とはいえ、ヒンメルの物理攻撃(と心の強さ)には及ばなかったということでこの順位に。
第14位:血塗られし軍神 リヴァーレ
シュタルクの故郷を滅ぼした張本人です。「軍神」なんて呼ばれるだけあって、魔法というよりは物理で殴ってくるタイプ。あのアイゼンの拳を真正面から受け止めたというだけで、その異常なフィジカルが分かります。
現存する大魔族の中でもかなりの武闘派で、戦士職としては作中トップクラスの実力者でしょう。
第13位:奇跡のグラオザーム
精神魔法のエキスパートです。「楽園へと導く魔法」で相手に幸せな夢を見せて廃人にするという、なんともエグい攻撃をしてきます。防御魔法を貫通して精神に直接干渉してくるので、初見殺し性能はピカイチ。
ただ、ヒンメルのように強靭すぎる精神力を持つ相手や、女神の加護がある僧侶には相性が悪いという弱点も。
第12位:腐敗の賢老 クヴァール
「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」の開発者。これ、名前が物騒すぎますが、要は魔法の歴史を変えた天才です。80年前は勇者一行でも倒しきれずに封印するしかなかった相手。
現代では彼の魔法が解析され尽くしているため、復活直後にフリーレンたちにあっさり倒されましたが、一瞬で現代魔法を解析し返す知能の高さは脅威でした。時代が違えばもっと上位だったはず。
第11位:勇者ヒンメル
ここで我らが勇者の登場です。特別な魔法や異能があるわけではありませんが、身体能力と判断速度、そして何より「心」が強い。七崩賢のアウラが反応すらできない速度で間合いを詰めたり、幻術を気合で破ったりと、人間離れしています。
「勇者の剣」には選ばれなかったけれど、実力で魔王を倒した本物の英雄ですね。
第10位:人類の魔法の開祖 フランメ
フリーレンのお師匠様。魔力を制限して敵を欺く戦法を編み出した人です。人間なので寿命の限界はありましたが、1000年前に彼女が張った結界が今でも破られていないことからも、その技術力が伺えます。
魔族を出し抜く狡猾さと魔法技術は、現代の魔法使いの基礎を作ったと言っても過言ではありません。
第9位:主人公 フリーレン
ここで主人公がランクイン。1000年以上の鍛錬による膨大な魔力と、師匠譲りの「魔力制限」による欺き戦法が得意です。アウラを自害させたり、マハトの呪いを解析したりと、知略と解析能力はずば抜けています。
ただ、本人が「魔力の低い相手に11回負けたことがある」と言っているように、油断や相性の悪さでポカをすることもあるため、TOP10入りギリギリの9位としました。
第8位:黄金郷のマハト
七崩賢最強と名高い大魔族です。「万物を黄金に変える魔法」は、解析されるまでは防御不能・解除不能という理不尽な呪いでした。都市を丸ごと一瞬で黄金に変える力は、まさに災害級。
フリーレンですら600年前に一度敗北して逃げています。デンケンとの熱い師弟対決がなければ、今でも無敵だったかもしれません。
第7位:無名の大魔族 ソリテール
名前は知られていませんが、実力はマハトと同格と言われる化け物です。人類の魔法を研究し尽くしていて、魔力操作の技術も超一級品。フリーレンとフェルンが二人がかりで挑んで、不意打ちを使ってようやく倒せた相手です。
知識量と魔力量、そして慢心のなさが非常に厄介でした。
第6位:全知のシュラハト
魔王の腹心です。「1000年先の未来を見通す」というチート能力持ち。未来が見えている相手にどうやって勝てばいいの?って話ですよね。
南の勇者との戦いで相打ちになりましたが、それすらも彼が選び取った「魔族にとって最善の未来」だった可能性があります。底知れなさではナンバーワン。
第5位:南の勇者
ヒンメルよりも前に活躍した「人類最強」の男。彼も未来視の能力を持っていて、なんとたった一人で「七崩賢全員」と「全知のシュラハト」を同時に相手にしました。
結果的に相打ちで亡くなりましたが、その戦いで七崩賢を3人も道連れにしています。単独の戦闘力で言えば、人間の中では間違いなく最強でしょう。
第4位:エルフのモンク クラフト
雪山で裸でスクワットしていた変なエルフですが、実はとんでもない実力者。フリーレンよりも遥かに長く生きていて、遥か昔に世界を救った英雄だとか。
戦士としての実力は、あのシュタルクが「とんでもない」とビビるほど。実力の底を見せていない不気味さも含めてこの順位です。
第3位:大魔法使い ゼーリエ
神話の時代から生きる、生きる伝説。人類の歴史上のほぼ全ての魔法を習得しているそうです。魔力量も技術もフリーレンの完全上位互換。
マハトの呪いすら瞬時に跳ね返すデタラメな強さを持っています。「魔王を倒せる力はあるけど、平和主義じゃないから戦わなかった」というスタンスも大物すぎます。
第2位:魔族の頂点 魔王
長きにわたって世界を支配し、人類を絶滅寸前まで追いやった元凶。詳細はまだ謎に包まれていますが、シュラハトや七崩賢といった化け物たちを従えていたカリスマ性と実力は疑いようがありません。
ヒンメルたち4人がかりでやっと倒せた相手であり、「誰か一人でも欠けていたら勝てなかった」と言われるほどの強さ。やはり別格です。
第1位:天地創造の女神(考察含む)
ランキングの1位は、実在するキャラクターというより概念に近いですが、「女神」としました。この世界の魔法や加護の源であり、全知全能とされる存在です。
ゼーリエですら「女神に最も近い」と評されるに留まっていることから、この世界の理(ことわり)そのものである女神が、強さという概念を超越した1位であることは間違いないでしょう。
フリーレンの強さは最新の物語でどう変化した?
主人公であるフリーレンですが、作中では「最強無敵!」という描かれ方はしていません。むしろ、苦戦したり工夫して勝つシーンが多いですよね。
現代における実力と立ち位置
最新の物語においても、彼女の強さの本質は「基礎の徹底」と「魔力制限による欺瞞」にあります。派手な魔法合戦よりも、相手の隙を突いたり、魔法を解析して無効化したりする知的な戦い方がメイン。
1級魔法使い試験や帝国編などを見ても、彼女より魔力量が多い相手や、相性の悪い相手は普通に登場します。それでも勝てるのは、1000年分の経験値と、冷静な判断力があるからこそ。
過去に敗北した11人の相手とは
作中でフリーレン自身が「私より魔力の低い相手に11回負けたことがある」と語っています。その内訳は、魔族が4人、エルフが1人、人間が6人。
黄金郷のマハトや不死なるベーゼなどが含まれているようですが、気になるのは「人間にも6回負けている」という点。魔法使い同士の戦いはジャンケンのような相性勝負だということがよく分かりますね。
ゼーリエとフリーレンはどっちが強い?師弟対決の行方
よく議論になる「師匠の師匠」であるゼーリエとの比較。結論から言うと、純粋な戦闘能力ではゼーリエの圧勝でしょう。
魔力量と知識の圧倒的な差
ゼーリエは神話の時代から生きており、持っている魔力量も使える魔法の数も桁違いです。フリーレンが「勝てるイメージが湧かない」と認める数少ない相手。
ただ、ゼーリエは魔法を「殺しの道具」や「特権」として捉えている節があり、魔法を「趣味」として楽しむフリーレンとは相容れない部分があります。このスタンスの違いが、強さとは別のベクトルで二人の関係を面白くしています。
揺らぎを見抜いたフェルンの可能性
ここで面白いのが、フリーレンの弟子フェルンの存在です。ゼーリエが完璧に制御しているはずの魔力の「揺らぎ」を、フェルンだけが一瞬で見抜きました。
これはゼーリエ自身も驚くほどの才能。フリーレンが育てた弟子が、いつか大師匠を超える可能性を示唆しているようでワクワクしますね。
エルフのクラフトは何歳?再登場や声優情報もチェック
ランキング4位に入れたクラフト。彼についても少し深掘りしておきましょう。
忘れ去られた英雄の実力
彼は「昔、世界を救った」と言っていますが、その偉業を知る者はもうほとんどいません。ヒンメルの像ですら風化しかけている世界ですから、彼が活躍したのは数百年、いや数千年前かもしれません。
石像のモデルになるほどの英雄でありながら、今はただの武道家として旅をしている。その達観した雰囲気が、只者ではないオーラを放っています。
作中での年齢や今後の活躍予想
フリーレンと同族のエルフですが、彼女に対して「若いな」という態度を取ることから、フリーレン(1000歳以上)よりもかなり年上だと推測されます。もしかするとゼーリエに近い年齢、あるいはそれ以上かも?
アニメでは子安武人さんが声を担当しており、そのイケボも相まって「隠れ最強キャラ」としての存在感が凄まじい。今後の再登場で、その真の実力が見られることを期待せずにはいられません。
アニメと原作で見る最強の魔法と強さ議論の結論
ここまで見てきて分かるのは、この作品において「強さ」は絶対的な数値ではないということです。
結局、最強の魔法は何なのか
ゾルトラークのような「人を殺す魔法」が最強かと思えば、防御魔法で防がれる。マハトの「黄金化」が最強かと思えば、解析されて解除される。
フリーレンが花畑を出す魔法を一番好きだと言っているように、この物語における「最強の魔法」とは、相手を倒す力ではなく、誰かの心を動かしたり、記憶に残したりする魔法なのかもしれません。
ネット上の議論や評判を分析
SNSや掲示板(なんJなど)での強さ議論を見ていても、「南の勇者の単騎無双がヤバい」「いや、相性次第ではユーベルもワンチャンある」といった具合に、意見は割れています。
ただ一つ共通しているのは、「ヒンメルは強い弱いじゃなくてカッコいい」という意見。強さランキングを作りながら言うのもなんですが、誰が一番強いかよりも、誰が一番「心に残る生き様を見せたか」が、この作品の醍醐味なんですよね。
まとめ
今回は「葬送のフリーレン」の強さランキングを、独自の視点でまとめてみました。
- ✅ 1位・2位は魔王とゼーリエが別格の強さ
- ✅ 南の勇者やシュラハトなど、過去の英傑たちもバケモノ級
- ✅ 主人公フリーレンは9位だが、知略と解析力は随一
物語はまだ続いています。帝国の「影なる戦士」や、まだ見ぬ大魔族など、ランキングを塗り替える強敵が現れる可能性も十分あります。
アニメの続編や原作の最新話で、彼らの順位がどう変わっていくのか。これからもフリーレンたちの旅から目が離せませんね!

