『ワンパンマン』のアニメや漫画を楽しんでいるみなさん、こんにちは!「ワンパンマンには2つのバージョンがある」と聞いて、不思議に思ったことはありませんか?
実は、この作品にはONE先生が描くWeb版と、村田雄介先生が描くリメイク版(となりのヤングジャンプ版)が存在し、それぞれ内容に大きな差があるんです。
ネット上では「Web版の絵は個性的すぎる」「リメイク版は改変が多い」といった声もあり、「ワンパンマン 原作 違い」で検索して情報を探している方も多いでしょう。今回は、「絵が独特」と言われる理由や、ガロウ編などのストーリー変更点、そして両方の楽しみ方について分かりやすく解説していきますね。
この記事を読めば、あなたがどちらの『ワンパンマン』から読み始めるべきか、あるいは両方読むべきかがはっきり分かりますよ!
この記事のポイント
- Web版はシュールでテンポ重視の構成
- リメイク版は圧倒的画力と詳細な心理描写
- ガロウ編や怪人協会編で展開が分岐
- 両方読むと物語の深みが倍増する
ワンパンマンの原作とリメイク版にある決定的な違い
『ワンパンマン』には、ONE先生が個人サイトで更新しているオリジナル版と、村田雄介先生が作画を担当している商業連載版の2種類があります。
この2つは単なる「絵が違うだけ」の作品ではありません。登場キャラクターの行動理由や、物語の根幹に関わる設定まで、読み味が全く異なる別の作品として進化しているのです。
ここでは、多くの読者が気になっている具体的な差異について、深掘りして解説していきます。
Web版の画風が個性的と言われる理由
インターネット上で「Web版の絵は独特」という意見を見かけることがありますが、これはONE先生がもともと画力の練習用としてウェブコミックを描き始めたことに由来します。
確かに、プロの漫画家である村田先生の超絶技巧と比較すれば、Web版の線はラフでシンプルに見えるでしょう。しかし、多くのファンがこちらを支持し続けているのには明確な理由があります。それは、「圧倒的なコマ割りのセンス」と「独特のギャグテンポ」です。
ONE先生の描く線は、サイタマの「脱力感」や「虚無感」を表現するのに最適化されています。無駄な線がない分、セリフのキレやシュールな笑いがダイレクトに読者に伝わってくるのです。むしろ、この画風だからこそ成立する面白さがあると言っても過言ではありません。
気になった方は、実際にワンパンマンの原作とリメイクの違いが分かるONE先生の公式サイトを覗いてみてください。その独特な世界観がクセになるはずです。
実際に「最初は絵に抵抗があったけど、読み始めたら止まらなくなった」という読者は非常に多いですよ。
リメイク版ならではの大胆なストーリー変更
リメイク版の最大の特徴は、単なる作画のクオリティアップにとどまらず、ストーリーや演出に大幅な追加要素が盛り込まれている点です。
こちらでは、Web版にはないサイドストーリーや、キャラクター同士の会話劇が豊富に追加されています。例えば、スーパーファイト(武道大会)編などはリメイク版オリジナルの展開ですし、S級ヒーローたちの戦闘シーンも大幅に拡張されています。これにより、物語全体が「群像劇」としての厚みを増しているのです。
また、「描き直し(修正)」が頻繁に行われることでも有名です。一度公開された話が、単行本化の際や更新のタイミングで展開ごと変更されることがあります。これにより、過去に読んだストーリーが変わっているという現象が起き、読者を驚かせることもあります。
この「進化し続ける物語」こそが、リメイク版を追う醍醐味の一つと言えるでしょう。
物語の分岐点となる重要なエピソード
物語の大きな分岐点として特に有名なのが、人気キャラクター「ガロウ」を中心とした怪人協会編のクライマックスです。
Web版では、ガロウの心理描写は比較的シンプルで、サイタマとの対話を通じて彼の中にある「ヒーローへの憧れと矛盾」が浮き彫りになる構成でした。対してリメイク版では、スケールが宇宙規模にまで拡大し、「神」という存在やブラストの介入など、Web版にはなかった要素が大量に投入されています。
さらに、怪人協会のアジトでの戦闘の流れや、怪人王オロチとサイコスの融合など、リメイク版独自の見せ場が満載です。Web版を知っている人でも、「次はどうなるんだ?」とハラハラさせられる展開になっていますね。
このように、Web版とリメイク版は「別の世界線」として楽しむのがおすすめです。
ワンパンマンの原作と村田版の違いから選ぶおすすめの読み方
「これから『ワンパンマン』を読み始めたいけれど、どちらを選べばいいの?」と迷っている方も多いでしょう。
結論から言えば、「アニメのような迫力を求めるならリメイク版」「サクサク物語を楽しみたいならWeb版」がおすすめです。しかし、それぞれの更新状況や閲覧環境も選ぶ際の重要なポイントになります。
ここでは、今のあなたがどちらを手に取るべきか、状況に合わせて判断するための材料を提供します。
連載ペースと物語の進行状況
連載のペースに関しては、両者に大きな違いがあります。
Web版は完全に不定期更新です。数ヶ月、時には年単位で更新が空くこともあり、気長に待てる人向けと言えます。一方で、物語の核心部分はかなり先まで進んでおり、先の展開を早く知りたい人にはこちらが適しています。
一方、リメイク版は隔週ペースなどで比較的コンスタントに更新されています。しかし、前述の通り「描き直し」が入ることで物語が巻き戻ったり、進行が停滞したりすることもあります。
どちらもまだ完結はしておらず、壮大な物語の途中です。最新話をリアルタイムで追う楽しさは、どちらのバージョンにも共通していますよ。
Web上で無料で読むためのアクセス方法
実はお財布に優しいことに、どちらのバージョンも基本的にはWeb上で無料で読むことが可能です。
Web版は、ONE先生の個人サイトで第1話から最新話まで全話公開されています。広告なども少なく、シンプルに漫画だけを楽しめる構成になっています。
一方、リメイク版は集英社のWebコミックサイト「となりのヤングジャンプ」で連載されており、こちらも最新話を無料で読むことができます。ただし、古いエピソードの一部は公開終了となっている場合があるため、最初から一気に読みたい場合は単行本や電子書籍を購入する必要があります。
スマホアプリの「ヤンジャン!」などを使えば、ポイントを使って読み進めることもできるので、ライフスタイルに合わせて選べるのも嬉しいですね。さらに詳しい情報はワンパンマンの原作との違いも楽しめる「となりのヤングジャンプ」公式サイトでチェックしてみてください。
二つの作品を比較して楽しむ方法
ここまで違いを説明してきましたが、一番のおすすめは「両方読むこと」です。
例えば、リメイク版で派手なバトルシーンを楽しんだ後に、Web版の該当シーンを読むと、「このシンプルなコマから、あんな凄い演出が生まれたのか!」と感動することでしょう。逆に、Web版の独特なセリフ回しが、リメイク版でどのようにアレンジされているかを確認するのも面白い発見があります。
また、Web版はおまけ要素や番外編が少ないですが、リメイク版の単行本には描き下ろしの番外編が収録されていることもあります。これらはお互いを補完し合う関係にあると言えます。
「どっちか一つ」と決めつけず、それぞれの良さを味わい尽くすのが、現代の『ワンパンマン』の楽しみ方と言えるでしょう。
まとめ
質問(Q):
ワンパンマンの原作とリメイク版、どっちがおすすめですか?
回答(A):
画力と迫力を求めるなら村田版(リメイク)、独特のテンポと先のストーリーを知りたいならONE版(原作)がおすすめですが、両方読むのが一番楽しめます。
質問(Q):
原作(ONE版)の絵はひどいと言われていますが本当ですか?
回答(A):
画力はラフですが、コマ割りや演出のセンスは抜群で、読み進めるとその「味」がクセになる読者が多数います。
質問(Q):
ストーリーに違いはありますか?
回答(A):
はい、大筋は同じですが、怪人協会編やガロウ編などで大幅な改変や追加エピソードがあり、異なる展開を見せています。
質問(Q):
どこで読めますか?
回答(A):
原作はONE先生の個人サイト、村田版は「となりのヤングジャンプ」で連載されており、村田版の単行本は各電子書籍ストアで購入可能です。
いかがでしたでしょうか?『ワンパンマン』の原作とリメイク版、それぞれの違いや魅力について解説してきました。ONE先生の描くシュールで芯の通った原作と、村田先生による圧倒的な映像美のリメイク版。この2つが共存していることこそが、この作品がこれほど長く愛され続けている理由かもしれませんね。まずは気になった方を読んでみて、余裕があればもう一方も覗いてみてください。きっと新しい発見があるはずですよ!
村田版の『ワンパンマン』コミックスをまとめて読みたい方は、ebookjapanやコミックシーモアなどの電子書籍サイトがお得でおすすめです。アニメ版はU-NEXTやAbemaTVなどで配信されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

