「ワンパンマン」の漫画を読もうとしたら、なんだか絵柄が全然違う2種類があって「どっちが本物なの?」って迷ったことありませんか?
そうなんです。「ワンパンマン」には、原作者のONE先生がネットで描いている「原作(ONE版)」と、それを「アイシールド21」の村田雄介先生が超絶画力で描き直している「リメイク版(村田版)」の2つが存在します。
この記事では、「ワンパンマン リメイク版とは」一体何なのか、そして原作版と何が違うのか(ストーリーは? 単行本はどっち? どこで読めるの?)を、スッキリ解説していきます。
「リメイク版はしょっちゅう話が書き直されてて疲れる…」なんて話も聞きますが、その理由や、両方のバージョンを10倍楽しむ読み方も紹介しますね!
- リメイク版と原作版の違いが分かる
- 原作版を無料で読む方法が分かる
- リメイク版の「書き直し」理由が分かる
- 私たちが買う単行本が何版なのか分かる
ワンパンマン リメイク版とは?原作(ONE版)との違い
「ワンパンマン」の漫画を読もうとした時、「種類が2つある?」って、ちょっと混乱しますよね。
この記事では、その「ワンパンマン リメイク版とは」一体なんなのか、原作版とどう違うのかを、なるべく分かりやすくお話ししますね。
「ワンパンマン」は2種類ある?
結論から言っちゃうと、「ワンパンマン」には2つのバージョンが存在します。
- 原作版(ONE版):原作者のONE(ワン)先生が、ご自身のウェブサイトで公開しているオリジナルのWeb漫画です。これが大元のストーリー。
- リメイク版(村田版):原作版を基に、作画を村田雄介(むらた ゆうすけ)先生が担当している商業版の漫画です。
もともとはONE先生が趣味で始めたWeb漫画が、口コミで「めちゃくちゃ面白い!」と爆発的な人気になって、それを商業リメイクしたのが現在の「リメイク版」という流れなんです。
リメイク版と原作版の作者はだれ?
それぞれの役割は、こんな感じでハッキリ分かれています。
- 原作版(ONE版):
- 作者:ONE 先生
- 特徴:ストーリーも作画もぜんぶONE先生が手掛けています。独特な味のある、シンプルな絵柄が特徴ですね。
- リメイク版(村田版):
- 原作(ストーリー):ONE 先生
- 作画:村田雄介 先生
- 特徴:「アイシールド21」なんかで有名な、あの村田雄介先生が、ONE先生のストーリーを基に、とんでもない画力で描き直しています。
つまり、物語の「骨組み」はどちらもONE先生が作っている、ということです。リメイク版は、ONE先生が描いたネーム(漫画の設計図みたいなもの)を基に、村田先生が最高の作画で仕上げている、という感じですね。
単行本はリメイク版?原作版?
ここ、大事なポイントです。
私たちが本屋さんや電子書籍で見かける単行本(コミックス)は、ぜんぶ村田雄介先生が作画した「リメイク版」です。
原作版(ONE版)は、基本的にはONE先生の個人サイトで公開されているWeb漫画なので、紙の単行本としては世に出ていません。
なので、「ワンパンマン」の単行本が欲しいなと思ったら、自動的にリメイク版(村田版)を選ぶことになりますよ。
ワンパンマン リメイク版と原作(ONE版)の具体的な違いとは
「ワンパンマン リメイク版とは」何かを理解するために、原作版とどこが違うのか、もう少し具体的に見ていきましょう。
違い①:作画(絵のタッチ)が圧倒的に違う
これが一番わかりやすい違いですよね。もう、「絵」がまったく違います。
- 原作版(ONE版):
ONE先生ご本人も「PCの漫画制作ソフトの練習用に描き始めた」と語っているくらいで、作画はすごくシンプルで、ラフなタッチです。正直、絵のクオリティが「うまい!」という感じではないんですが、これが逆にシュールなギャグの「味」になっていて、クセになる面白さがあります。 - リメイク版(村田版):
村田雄介先生は、もう日本でもトップクラスの画力を持つ漫画家さんです。リメイク版では、その圧倒的な画力で、まるで映画を観ているかのような迫力満点のバトルシーンや、キャラクターたちの細かい表情が楽しめます。
違い②:ストーリー展開(リメイク版のオリジナル要素)
リメイク版は、原作版のストーリーを基本的には忠実になぞっています。でも、話の厚みを増すために、リメイク版だけのオリジナル展開や追加エピソードが結構たくさん含まれているんです。
例えば、「怪人協会編」なんかは、原作版に比べてリメイク版では戦闘シーンがものすごく追加されたり、キャラクターの過去や気持ちが丁寧に掘り下げられたりしています。
『となりのヤングジャンプ』で連載中の『ワンパンマン』リメイク版とは、まさにそのパワーアップ版なんです。
ただ、こうした追加要素も、村田先生が勝手に話を変えているわけじゃなくて、ちゃんとONE先生がネーム(設計図)として関わっています。ONE先生が「原作版では描けなかったけど、村田先生の画力なら表現できる!」と考えたアイデアが、たっぷり盛り込まれているんですね。
違い③:掲載場所と更新頻度
どこで読めるかも大きな違いです。
- 原作版(ONE版):
- 場所:ONE先生の個人ウェブサイト「ギャラクシーへビーブロウ」
- 更新:すっごく不定期です。数年間まったく更新が止まることもありましたが、最近はまた更新を再開しています。
- リメイク版(村田版):
- 場所:集英社のWeb漫画サイト「となりのヤングジャンプ」
- 更新:こちらも不定期ですが、原作版よりは頻繁に更新されています。
ワンパンマン 原作(ONE版)はどこで読める?
リメイク版を読んで、「じゃあ大元の原作版も読んでみたい!」って気になりますよね。原作版(ONE版)の閲覧方法について解説します。
原作版は公式サイトで無料?
はい、これ、すごいことなんですが、原作版(ONE版)は、作者であるONE先生の公式サイトで今も全話無料で公開されています。
ONE先生の公式サイトで、『ワンパンマン』原作が読めますよ。
ただし、さっきも言ったように、絵柄はリメイク版とはまったく別物なので、「こういうもんだ」と思って読むのがおすすめです。
原作版は終了したって本当?
「原作版はもう終わった」という噂が流れることがありますが、これは間違いです。
たしかに、原作版は2017年頃から長いあいだ更新がピタッと止まっていた時期がありました。なので「もう終了したんだ」「飽きちゃったのかな?」なんて言われていたんです。
でも、2019年頃に更新を再開して、その後も不定期ではありますがちゃんと続いています。
ONE先生のもう一つの代表作「モブサイコ100」が完結したので、これからはワンパンマンの更新に集中するのかな?と期待する声もありますが、まあ、あくまでマイペースな更新が特徴ですね。
ワンパンマン リメイク版の深掘り情報とは
「ワンパンマン リメイク版とは」を語る上で、どうしても避けて通れないのが、その独特な制作スタイル、特に「書き直し」の多さです。
リメイク版はなぜ「書き直し」が多いの?
リメイク版(村田版)の読者を長年、喜ばせたり悩ませたりしているのが、一度公開された話が、後日まったく新しい内容に「書き直し(修正)」されることです。
この理由について、作画の村田先生は「Web漫画の強みは何度でも描き直せること」と語っています。また、原作者のONE先生も「(修正は)全て作画の村田先生主導で行っている」と発言していて、クオリティを上げるため、より良い展開にするために、両先生が納得するまで修正が行われるようです。
この「書き直し」のおかげで、単行本に収録される時には、Web連載時とは展開が異なる「決定版」が読める、というメリットはあります。
でも、Web連載をリアルタイムで追いかけている読者にとっては、一度読んだ展開が「なかったこと」にされちゃうストレスがあるのも事実です。こればっかりは、そういうスタイルなんだと受け入れるしかないかもしれませんね。
なぜ「つまらない」と言われることがある?
リメイク版(村田版)について、「つまらない」とか「原作の方が面白い」という意見がたまに出ることがあります。
これは主に、こんな理由が考えられます。
- 展開が遅い・くどい:
リメイク版は、あのすごい画力でバトルをじっくり描くので、原作版に比べてどうしてもテンポがゆっくりになりがちです。特に怪人協会編では、原作では数コマで終わった戦いが、リメイク版では何話にもわたって描かれました。このじっくり感を「くどい」と感じちゃう人もいるんですね。 - 「書き直し」による混乱:
さっきの「書き直し」が多発することで、「あれ、前の話どうなってたっけ?」「どのストーリーが最新なの?」と混乱して、追いかけるのに疲れちゃう読者もいます。 - 原作の「味」がない:
原作版の魅力は、あのシンプルな絵柄だからこそのシュールなギャグと、サクサク進むテンポ感にあります。リメイク版のあまりに美麗な作画では、その独特の「味」が薄れている、と感じる原作ファンもいるわけです。
これはもう、どっちが良い悪いじゃなくて、好みの問題が大きいですね。
リメイク版の最新話はどこで読める?
リメイク版(村田版)の最新話は、集英社のWeb漫画サイト「となりのヤングジャンプ」で基本無料で読むことができます。
更新は不定期ですが、公開されると村田雄介先生のX(旧Twitter)で告知されることが多いので、フォローしておくと情報をキャッチしやすいですよ。
ただ、一部の話数(例えば6話から14話など)は、単行本が発売されると公開終了になっている場合があります。その場合は、単行本を買って読む必要がありますね。
アクションガイド:ワンパンマンを楽しむ方法
原作版とリメイク版、2種類ある「ワンパンマン」。じゃあ、どうやって楽しむのがいいんでしょうか。おすすめの方法を提案します。
アニメ派の人は何版を見るべき?
まず、**アニメ版は、村田雄介先生の「リメイク版」を原作として作られています**。
なので、アニメを見て「続きが気になる!」となった方は、「リメイク版(村田版)」の単行本を読み進めるのが正解です。
ちなみに、アニメ第2期の続きは、単行本の22巻あたりからになりますが、アニメオリジナルのシーンも結構あったので、区切りよく21巻あたりから読み直すのがおすすめですよ。
原作とリメイク版、どっちから読むのがおすすめ?
どっちから読んでも間違いなく楽しめますが、それぞれ、こんな人に向いています。
- プランA:リメイク版(単行本)から読む
- こんな人向け:やっぱり迫力あるバトルや綺麗な作画が好き。まずは王道の「ワンパンマン」を楽しみたい。
- 特徴:私たちが普段目にする「ワンパンマン」です。村田先生の神作画で描かれるストーリーに圧倒されましょう。
- プランB:原作版(Webサイト)から読む
- こんな人向け:独特なギャグやシュールな笑いが好き。作品の「原点」をまず知りたい。
- 特徴:絵はラフですが、ストーリーのテンポがとにかく良いです。何より無料で読めるので、まずはこちらでハマるか試してみるのもアリです。
- プランC:両方読む(最強の楽しみ方)
- こんな人向け:ワンパンマンを骨の髄まで、最大限楽しみたい人。
- 特徴:結局これが一番おすすめです。リメイク版で圧倒的な作画を楽しみつつ、原作版でストーリーの「答え合わせ」や「違い」を楽しむ。リメイク版で追加されたシーンが、原作のどの部分を補完しているのかが分かると、面白さが何倍にもなりますよ。
ワンパンマン リメイク版とはに関するFAQ
Q.リメイク版の最新刊は何巻まで出ていますか?
A.2025年9月の時点では、単行本(リメイク版)は34巻まで発売されています。最新の発売情報は、集英社の公式サイトなどで確認してみてくださいね。
Q.アニメ第3期はいつからですか?
A.アニメ第3期の制作は発表されていますが、2025年10月現在、具体的な放送開始日はまだ決まっていません。最新情報はアニメ公式サイトや公式SNSで発表されるのを待つしかなさそうですね。
Q.マジ殴りでギネス記録は本当ですか?
A.これ、**作中のネタじゃないんです**。昔、「ワンパンマン」の単行本100万部突破を記念して、作画の村田雄介先生が100時間以内に100枚の原画を描く、というネット配信企画がありました。これが「100時間で最も多く描かれた個人のイラスト」として、本当にギネス世界記録に認定されたんです。サイタマの「マジ殴り」とは直接関係ないですが、すごい話ですよね。
まとめ:ワンパンマン リメイク版とは結局何なのか
さて、今回は「ワンパンマン リメイク版とは」何か、そして原作(ONE版)との違いについてお話ししてきました。謎は解けましたか?
「ワンパンマン リメイク版とは」何かをざっくりまとめると、こんな感じです。
- 原作(ONE版):ONE先生が描くWeb漫画。絵はラフだけどストーリーの原点。公式サイトで無料。
- リメイク版(村田版):ONE先生の原作を、村田雄介先生が圧倒的画力で描き直した商業版。単行本はこっち。
リメイク版は「書き直し」が多くて展開が遅いと言われることもありますけど、それは両先生がクオリティに一切妥協せず、最高の作品を届けようとしてくれている証拠、とも言えますよね。
個人的には、まずはリメイク版(単行本や「となりのヤングジャンプ」)で迫力あるバトルを楽しんで、それから原作版(ONE先生のサイト)でストーリーの原点やギャグのキレ味を確かめるのが、一番おすすめです!
「ワンパンマン」の単行本(リメイク版)は、U-NEXTやコミックシーモアといった電子書籍サイトでもお得に読めますよ。特にU-NEXTなら、無料トライアルでもらえるポイントで1冊分くらいお得に読めるので、まだ読んだことがない巻を試してみるのも良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
あなたが「ワンパンマン リメイク版」と「原作版」、どっちが好きか、もしよければぜひコメントで教えてくださいね。

