『ワンパンマン』の話なんですけど、「原作 ひどい」ってウワサ、聞いたことありませんか?
「え、あの『ワンパンマン』が?」って思いますよね。アニメも面白いし、単行本(村田版)の絵なんて、もう「神作画」って感じですし。
実は、『ワンパンマン』には2つのバージョンがあって、ちょっと事情がややこしいんですよ。大ヒットしている村田先生のバージョンと、その原作になったONE先生のオリジナル版があるんです。
「ひどい」って言われがちなのは、主にこの原作(ONE版)の絵柄についてなんですよね。でも、話がややこしいのは、あの絵がキレイな村田版のほうも「展開がひどい」なんて言われることがあって…。
この記事では、なんでそんなウワサが立っちゃうのか、その真相をちょっと掘り下げてみようと思います。2つのバージョンの違いとか、ウワサの原作はどこで読めるのか、もう更新は止まっちゃったの?なんて疑問もスッキリさせていきましょう。
この話を知ってから読むと、『ワンパンマン』がもっと深く楽しめるかもしれませんよ。
- ワンパンマン原作がひどいと言われる理由
- 原作(ONE版)と村田版の違い
- 原作(ONE版)を無料で読めるサイト
- 原作の更新停止の真相
ワンパンマン原作がひどいと言われる理由と読む方法
ワンパンマン原作の絵が下手と言われる真相
さて、『ワンパンマン』の原作(ONE版)が「ひどい」って言われちゃう一番の理由、これはもう、ぶっちゃけ「絵柄」なんですよね。
原作者のONE先生が、もともと練習も兼ねてご自身のサイトで描き始めたウェブコミックなので、絵柄はすごくシンプル。はっきり言っちゃうと、「雑」とか「下手」って思う人もいるかもしれない、そんな感じです。
特に、あの村田雄介先生(『アイシールド21』とか!)が描くリメイク版の、あのとんでもない「神作画」と比べちゃうと、まあ、差はすごいですよね。気持ちはわかります。
でも、ここが大事なんですけど、このシンプルな絵だからこそ面白いっていうファンがすごく多いんですよ。あの独特のシュールなギャグの「間」とか、サイタマのやる気のない脱力した感じって、むしろこの絵だからこそ生きてるんじゃないかなって思うんです。
ストーリーの面白さやテンポの良さで爆発的に人気が出たのは、間違いなくこっちの原作版ですからね。
ワンパンマンの原作サイトは無料で読める?
それで、そのウワサの原作(ONE版)なんですけど、なんと無料で読めちゃうんですよ。すごくないですか?
これは、さっきも触れたように、もともとONE先生がご自身のサイトで公開してたウェブコミックだからみたいで。
特別なアプリもいらないし、会員登録もいらない。誰でもすぐ読めるっていう手軽さもあって、口コミであれよあれよと人気が広がって、世界的なヒットにつながったわけです。
ワンパンマンのone版はどこで読めるか
じゃあどこで読めるの?って話ですが、今もONE先生の個人サイトで公開されています。有名なサイトなので知ってる人も多いかもですね。
興味がある方は、ここで第1話から読めますよ。
→ ONE先生の公式サイトはこちら
ただ、個人で運営されてるサイトなので、新しい話がアップされた直後なんかは、アクセスが集中してちょっと重くなることもあるみたいです。スマホで見る時にちょっと読み込みが遅いなーって思ったら、ブラウザの「PC版サイトで見る」みたいな機能を使うとスムーズに見れたりします。
村田版を読んだあとにこっちを読むと、「ああ、これが元ネタか!」って感じで、2度おいしいですよ。
ワンパンマン村田版もひどい?原作との違いと更新状況
ワンパンマン村田版がひどいと言われる理由
こっからがまたややこしいんですけど、実はあの絵がキレイな村田版のほうも「ひどい」って言われることがあるんですよ。びっくりしますよね。
もちろん、絵がひどいなんて言う人は(たぶん)いなくて、これはストーリー展開についてなんです。
村田版って、原作のストーリーをベースに、オリジナル展開を加えたり、キャラの背景をすっごく丁寧に描いたりしてるんですよね。それが魅力なんですけど、その分、原作に比べると話の進みがちょっとゆっくりに感じることも。
特に「ガロウ編」は原作よりめちゃくちゃ長くなって、完結まで7年もかかったんです。それで、「ちょっと引き延ばしすぎじゃない?」とか「原作のテンポ感が好きだったのに」って感じる人が、一部にいるみたいです。
ワンパンマン村田版の改変内容とは?
村田版で特に「えっ?」って話題になったのが、一度公開された話が、あとでガラッと修正されちゃった件ですね。
2022年頃だったと思いますが、「サイタマとガロウがちゃぶ台を囲むシーンが消えた!」みたいに、ネットニュースにもなっていました。リアルタイムで読んでた人は、「あれ、この前の話どこいったの!?」ってちょっと混乱しましたよね。
他にも、原作では大事だったセリフがカットされてたり、逆に原作では謎だった「神」とか「ブラスト」の話をオリジナルで掘り下げたりしてます。
もちろん、こういう変更はONE先生と村田先生がちゃんと話し合って決めてる公式の展開です。だから、「原作の拡張版」として楽しんでるファンがほとんどだと思いますよ。
ちなみに、この村田版(リメイク版)が読めるのは、集英社のウェブコミックサイト「となりのヤングジャンプ」です。
→ 「となりのヤングジャンプ」公式サイトはこちら
ワンパンマン原作と村田版の違いを比較
あらためて、原作(ONE版)と村田版(リメイク版)の違いを、ざっくり表にまとめてみますね。
比較項目 | 原作(ONE版) | 村田版(リメイク版) |
---|---|---|
作画 | シンプルで独特(味がある) | 超美麗で圧倒的(神作画) |
ストーリー | テンポが良く、シュールなギャグ中心 | 原作+オリジナル展開・キャラ掘り下げが豊富 |
展開の速さ | 早い(ただし更新は不定期) | ゆっくり(描写がとにかく丁寧) |
雰囲気 | 脱力系、シュール | ダイナミック、バトルは超シリアス |
媒体 | 個人サイト(無料) | 「となりのヤングジャンプ」(無料)/ 単行本 |
こんな感じです。同じ『ワンパンマン』でも、かなり印象が違いますよね。
ワンパンマン原作と村田版はどっちが面白い?
で、結局「どっちが面白いの?」って話。うーん、これはもう、「どっちも面白い」けど「面白さの種類が違う」って言うしかないですね…。
サクッと読めて、独特のセンスのギャグで笑いたいなら「原作(ONE版)」が最高です。アイデアそのものの勝利って感じがします。
一方で、映画みたいなとんでもないバトルシーンや、キャラクターの細かい感情の動きにじっくり浸りたいなら「村田版(リメイク版)」がたまりません。
結論としては、どっちも読んじゃうのが一番のおすすめだったりします。原作を読んで「ニヤリ」としてから、村田版で「うおお!」ってなるのが、一番ぜいたくな楽しみ方かもしれません。
ワンパンマン原作が更新停止した理由
そういえば、原作(ONE版)のほう、最近更新されてない?って気になってる人も多いと思います。確かに、2021年くらいからピタッと止まってるんですよね。
「もしかして、もう終わっちゃったの?」って心配になりますが、公式に「終了」って発表があったわけじゃないんです。
たぶんですけど、ONE先生、村田版のネーム(マンガの設計図みたいなもの)も担当されてますし、同じ時期に『モブサイコ100』も連載・完結させてたり、とにかくめちゃくちゃ忙しかったみたいで…。
個人サイトの更新まで、なかなか手が回らないのかなぁ、と。ファンとしては気長に待つしかないですね。いつかふらっと更新されるのを期待しましょう。
ワンパンマンの原作がひどい?その真相と村田版との違いまとめ
質問(Q);
ワンパンマンの原作(ONE版)が「ひどい」と言われる一番の理由は何ですか?
回答(A);
一番の理由は作画スタイルです。村田雄介先生のリメイク版と比べると、ONE先生の原作はとてもシンプルで独特な絵柄です。そのため「下手」とか「雑」と見えてしまうことがありますが、その絵柄がシュールなギャグと合っていて「味がある」というファンも非常に多いです。
質問(Q);
ワンパンマンの原作(ONE版)はどこで無料で読めますか?
回答(A);
作者であるONE先生の個人ウェブサイト(http://galaxyheavyblow.web.fc2.com/)で、第1話から最新話まで全部無料で読むことができますよ。特別な登録などもいりません。
質問(Q);
リメイク版(村田版)も「ひどい」と言われることがあるのはなぜですか?
回答(A);
これは作画ではなく、ストーリー展開についてですね。原作にはないオリジナル展開が追加されたり、話の進みがゆっくりだったり、時には公開された話が後で修正される(2022年の「ちゃぶ台エピソード」など)ことがあったりして、原作のテンポ感を大事にしているファンからそういった声が出ることがあります。
質問(Q);
原作(ONE版)とリメイク版(村田版)は、結局どっちが面白いですか?
回答(A);
これはもう、好みの問題ですね。どっちも面白いですが、面白さの種類が違います。シュールなギャグや話のテンポ重視なら原作、スゴい作画と迫力あるバトル、丁寧なキャラ描写が好きならリメイク版がおすすめです。結論、両方読むのが一番楽しめます。
質問(Q);
ワンパンマンの原作(ONE版)は終了したのですか?更新停止の理由は?
回答(A);
公式に「終了」のアナウンスはありません。ただ、2021年頃から更新が止まっています。ONE先生が村田版のネーム作業や『モブサイコ100』の連載などで非常に忙しかったため、個人サイトの更新が止まっているのでは、と見られています。再開時期は未定です。
というわけで、『ワンパンマン』の原作とリメイク版をめぐる「ひどい」ってウワサについて見てきました。結局、どっちかがダメって話じゃなくて、それぞれの「良さ」があるってことなんですよね。
評価が分かれるポイントを知っておくと、なんだか違った視点でまた作品を楽しめそうです。
原作のあの独特のノリも、村田版の息をのむようなバトルも、どっちもまぎれもなく『ワンパンマン』。もし片方しか知らなかったら、この機会にもう片方のぞいてみると、2倍楽しめるかもしれませんよ。
原作(ONE版)はONE先生の公式サイトで、美麗なリメイク版は「となりのヤングジャンプ」や、ebookjapanみたいな電子書籍ストアで読めますので、ぜひ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!